Android(アンドロイド)のアップデートを安全に行う方法|注意点・メリット・手順を徹底解説

スマホを持った白い服の女性

Android(アンドロイド)の端末には不定期にアップデートの通知がきますが、スマホによってはOSをアップデートしない機種もあります。更新の有無はメーカー次第であり、端末の価値にもなるポイントです。「通知がきたから」と従ったり、「面倒だ」と放置したりすると、スマホの機能を最大限に活かせない可能性があるため注意が必要です。

この記事は、アンドロイドのアップデートの必要性や方法がわからない人に向けて、注意点やメリット、手順などを解説します。

Android(アンドロイド)のアップデートとは|最適なタイミングもあわせて解説

不定期にアップデートの通知が届きますが、アップデートを行う最適なタイミングはいつなのでしょうか。アップデートとは何かもあわせて解説します。

Android(アンドロイド)のアップデートの意味

Android(アンドロイド)のアップデートとは、主に「OSのアップデート」「スマホのソフトウェア(ファームウェア)のアップデート」の2つのことです。スマホのアップデートとは、一般的に「ソフトウェア(ファームウェア)」です。アップデートは不定期に頻繁に実行され、不具合の解消や新機能の利用などスマホの利便性向上に役立ちます。

アップデートの最適なタイミングはスマホに通知がくる

アップデートが必要な場合はスマホに通知がきます。バージョンアップにより機能面やセキュリティ面が強化されるため、基本的に通知がきたときがアップデートの最適なタイミングです。アップデートの流れは、スマホ本体の設定によって自動と手動の2種類があります。通知がきたら新しいバージョンへのアップデートをぜひ検討してみてください。

Android(アンドロイド)のアップデートのメリット

Android(アンドロイド)のアップデートをすると得られる主なメリットは、次のとおりです。

・最新機能の追加

・消費電力の削減

・セキュリティの向上

・ソフトウェアや端末の不具合の修正と使い勝手の向上

これらのメリットのなかでも最も重要なことが、最新のセキュリティサポートです。マルウェア(悪意のあるソフトや悪質なコード)はスマホに潜在する脆弱性を悪用したり、個人情報を盗んだりと犯罪をおこなう可能性があります。しかし、定期的なアップデートを実施すれば、その脆弱性が修正され、セキュリティリスクを軽減できます。

アンドロイドの機能を最大限に活かし、安全に利用するためにも、アップデートが必要不可欠です。

Android(アンドロイド)のアップデートによる不具合の原因

Android(アンドロイド)をアップデートする際に、不具合によりアップデートできないケースがあります。考えられる原因は主に次のとおりです。

・アプリのアップデートが未完了

・メモリーの空き不足

・キャッシュデータが溜まっている

アプリのアップデートが未完了の場合は、再起動やフリーズ、画面の非表示、バッテリーの異常消費など、トラブルの可能性があります。この場合は、セーフモードでアプリをアップデートして最新のものにしてください。

また、写真や動画などによってメモリーの空き容量が少ない場合も、アップデートができないトラブルが生じる可能性があります。そのほか、キャッシュデータが溜まっている状態も、動作を重くする要因です。不要なデータを削除して再度アップデートしてください。

Android(アンドロイド)のダウングレードとは

Android(アンドロイド)は「アップデート」だけでなく、「ダウングレード」も可能です。ダウングレードとは何かを解説します。

Android(アンドロイド)のダウングレードの意味

Android(アンドロイド)のダウングレードとは、バージョンアップしたOSを過去のバージョンに戻すことです。基本的にOSはバージョンアップをした方が、セキュリティ面が強化されます。しかし、機種によってはアップデートにより動作が重くなったり、電池もちが悪くなったりするため、あえて好きなOSのバージョンに戻すケースがあるのです。

Android(アンドロイド)のダウングレードの特徴

Android(アンドロイド)のOSダウングレードは、機種によっては対応していない可能性があります。そのため、ダウングレードしたいOSのバージョンにスマホが対応しているかどうか、事前の確認が必要です。また、端末によってはダウングレードする方法が異なる場合もあります。ダウングレードにはいくつか方法があるので、端末それぞれの手順に従ってください。

Android(アンドロイド)のダウングレードによって生じるデメリット

Android(アンドロイド)のダウングレードによって生じるデメリットは次のとおりです。

・メーカー保証の対象外になる

・強制的に初期化されるリスクがある

・最新バージョンでないため、セキュリティ面での脆弱性がみられる

・アプリが古いOSに対応しない可能性がある

ダウングレードにより何か不具合が生じても、すべて自己責任での解決が必要です。ダウングレードに失敗したら、データ損失の可能性もあります。リスクを十分に理解したうえで実行の検討をしてください。

 

Android(アンドロイド)のアップデート前にすべき準備は主に7つ

スムーズな移行には事前準備が重要です。ここでは、Android(アンドロイド)のアップデート前にすべき準備を解説します。

急ぎの返信や連絡はアップデート前に済ませておく

アップデート中は警察や救急への緊急連絡も含め、一切の端末操作ができません。外出中や仕事中など、スマホが使えないと困る状況下でのアップデートは避けましょう。すぐに手動でアップデートする必要がある場合は、急ぎの返信や連絡を済ませてから行ってください。夜間に実行したい場合は、自動アップデートを選択すると就寝中に完了できます。

データのバックアップをとっておく

原則として、アップデートにより今までのデータが消えるわけではありません。しかし、端末の状態やアップデートの失敗によりデータが破損する可能性はあります。万が一の事態に備えてデータのバックアップをとっておくと安心です。バックアップの手段は、SDカードへの保存やクラウドストレージの利用などがあります。

ストレージの空き容量を確保する

アップデート時は大量のデータがダウンロードされるため、データの保存場所になる本体のストレージに十分な空き容量が必要です。アップデートの種類にもよりますが、空き容量は最低でも2~5GBあると安心です。空き容量が不十分だとアップデートに進めない可能性があります。

もしストレージがいっぱいの場合は、データを他のメディアに移行したり不要な写真や動画などを削除したりして、ストレージに空きを作ってください。

パスワードを確認しておく

アップデート後はスマホが再起動されるため、指紋認証や顔認証ではなくパスワード(PINコード)の入力が必要です。また、アップデートに失敗してスマホの初期化を余儀なくされた場合、保存してあるSNSやアプリなどのIDとパスワードもすべて消去されます。アップデート前に、本体やSNSなどのパスワードを念のため確認しておいてください。

Wi-Fiに接続しておく

アップデートでは大量のデータをダウンロードする必要があるため、Wi-Fi環境下での実行をおすすめします。Wi-Fiへの接続以外でアップデートをすると、3Gや4G、LTE回線などで大量のデータ通信をすることになり、その月の通信容量を使い切ってしまう可能性があるためです。通信制限がかかる場合もあるため、可能な限りWi-Fi環境でアップデートしましょう。

アップデート前に十分充電する

アップデート中に電源が切れると、データが破損したり異常をきたしたりする可能性があります。多くの機種ではアップデート中に本体の電源は切れない仕様になっていますが、バッテリー切れによる電源オフはどの機種でもあり得ます。アップデート前にはできるだけ充電を100%の状態にし、充電器に接続した状態でアップデートしてください。

Android(アンドロイド)のアップデート前の注意点は主に2つ

Android(アンドロイド)のアップデートを実行する前に、把握しておきたい代表的な注意点について、2つ解説します。

アップデート後に一部の機能やアプリが使えなくなる可能性を認識しておく

Android(アンドロイド)のアップデートはセキュリティ向上に寄与するため、通知があった場合は原則としてアップデートの実行をおすすめします。しかし、アップデートによってはスマホの特定の機能や設定が削除されたり、古いアプリが最新のOSで使えなくなったりなどの不具合が生じる可能性もあります。

「アップデートしなければ良かった」と後悔しないためにも、アップデートによるメリットだけでなく、リスクについても事前に十分理解しておきましょう。

バグが発生した機種がないかを事前に確認しておく

新しいOSがリリースされたら、すぐにアップデートをしたくなるかもしれません。しかし、不具合で配布が中止されるケースもあるため、リリース直後のアップデートは、実はリスキーです。アプリの対応状況や評判などを、口コミや公式サイトで事前に確認してからのアップデートでも遅くありません。

不具合の報告があった場合は、解決策も同時に探しておくと万全です。

Android(アンドロイド)をアップデートする方法|3ステップで簡単に終了!

Android(アンドロイド)を手動でアップデートする方法は、以下の3ステップでかんたんに終了します。

ステップ1:スマホの「設定」と「アップデート」をタップして進む

1つ目のステップは、スマホの設定画面からアップデート画面への移動です。まず、スマホの「設定」アプリから「システム」または「ソフトウェア更新」をタップします。「システムアップデート」や「ソフトウェアアップデート」の項目をチェックし、「アップデートを利用できます」と表示されていたら、タップして進んでください。

アップデートできるかどうかは、スマホのロック画面や通知領域からも確認・移動が可能です。

ステップ2:アップデート用データをダウンロード

2つ目のステップは、更新用データのダウンロードです。「アップデートを利用できます」という箇所をタップすると「システムアップデート利用可能」の画面がでてきます。Wi-Fi接続や充電状況、パスワードの確認などの事前準備を済ませたら、「ダウンロード」をタップし、アップデート用のデータをスマホにダウンロードしてください。

ダウンロードが正しく完了すると「今すぐ再起動」のボタンが表示されるため、タップして再起動に進みましょう。

ステップ3:Android(アンドロイド)をアップデートして作業は終了

3つ目のステップは、Android(アンドロイド)のアップデートです。スマホによってはデータをダウンロードして再起動した後に再度、「アップデートを利用できます」といった画面が表示される場合があります。その場合は再びダウンロードし、「今すぐ再起動」の順にタップしてください。アップデート完了後に再び端末が再起動します。

その後、アップデート完了を通知する画面や新しいOSのチュートリアルが確認できれば、アップデートの作業は終了です。

まとめ

アップデートはセキュリティの向上が期待できる反面、Wi-Fi環境にないとダウンロードに大量の通信料を要します。

イオンモバイルの格安SIMなら、使用するデータ通信量によっては大手通信事業者の半額以下でスマホの利用が可能で、最適なプランを10GBまでなら1GBきざみで自由に選択できます。SIMカードを差し替えるだけで、使い慣れた機種がそのまま使用できるので、本体の買い替えは不要です。通信料を見直したい人はぜひこの機会に利用を検討してみてください。

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