月々のスマホの電話代が気になってしまう人も多いのではないでしょうか。電話代は、できるだけ安く抑えたいものです。この記事では、アプリであるLINEから電話をかけることで料金が無料になる方法と、実際にLINEを使用して通話する際の注意点について紹介します。
格安スマホの利用を検討している場合には、LINEアプリを使った通話は、特に賢い使い方だといえます。操作も非常にかんたんでおすすめですから、ぜひ電話代節約の参考にしてください。
LINE(アプリ)からの電話が料金無料とはどういうことか
LINEアプリとはLINE株式会社が提供しているアプリで、スマホやタブレットなどから利用できるコミュニケーションツールの1つです。LINEアプリには、大きく分けて「無料通話」と「LINE Out」、2つの電話機能が備えられています。
それぞれの機能によって、無料で通話ができたり、通常の通話料金よりも安くかけることができたりすることが特徴です。以下では、各機能について詳しく解説します。
「無料通話」
通常の通話の場合、「通話回線」を利用して電話をかけるため、通話料を支払わなければなりません。しかし、LINEアプリの無料通話の場合には、通話回線ではなく「データ通信」を利用して通話をする仕組みです。インターネットに接続する方式で、通話回線を利用せずに通話できるため、通話料金がかからず無料で利用できます。
LINEアプリで「友だち」として登録した人同士の間でのみ、LINEアプリを利用することで無料通話ができます。また、「友だち」になるためには、LINEアプリをお互いにインストールして、友だち追加しなければいけません。
お互いに友だち追加が完了した段階で、無料通話(音声通話、ビデオ通話)ができるようになり、どの携帯電話会社の相手にかけても24時間無料になることが魅力です。詳しい通話方法については後述します。
「LINE Out」
LINE Outとは、LINEが提供しているIP電話のことです。先述した無料通話とは異なり、無料での通話はできません。しかし、LINEを使っていない相手や友だち登録していない相手、固定電話や海外への発信などが格安でできることが特徴です。
また、LINE Outでは発信は可能ですが、着信はできません。電話をかける際には非通知設定での発信となるため、相手が非通知からの着信を拒否している場合などは、注意が必要です。LINE Outの使い方については、最後に参考として紹介します。
LINE Outには、「LINE Out Free」というサービスもあります。動画広告を視聴することで、1日最大5回・1回の通話時間最大5分までと制限付きではありますが、無料で通話できるようになるサービスです。
LINE(アプリ)の機能を使うことで、スマホの電話料金を節約できる
上記で紹介した、2つの機能を上手に使うことで通話料金を節約できます。キャリアとの契約で設定されている電話料金は意外と高く、頻繁に電話をかけたり長時間通話したりすると、思ったよりも通話料金が高くなってしまうでしょう。LINEアプリならこれらの負担を軽減して通話ができます。
実際にLINE(アプリ)を使用して無料で電話をかける方法を紹介します
ここでは、LINEアプリを使用して電話をかける方法を紹介します。
LINE(アプリ)を開く
はじめにスマホを起動させ、LINEアプリのアイコンをタップ、アプリを開きましょう。
「トーク」を選択、電話したい相手の画面を開く
アプリを開いたら、「トーク」を選択、電話したい相手のアイコンをタップしてトーク画面を開きます。または、「ホーム」から友だちリストの画面を表示、友だちをタップすることで、ポップアップが表示されます。
右上にある受話器マークをタップ
トーク画面の右上に受話器マークがあるため、マークをタップしましょう。ホーム画面からの場合には、ポップアップ表示から、「音声通話」もしくは「ビデオ通話」を選んでタップすることで、発信されます。
「音声通話」か、「ビデオ通話」かを選択(⇒発信される)
受話器マークをタップすることで、「音声通話」「ビデオ通話」というアイコンが表示されます。どちらか好きな方を選んでタップすると、相手に発信されて通話できます。
LINE(アプリ)の「無料通話」の注意点
LINEアプリで無料通話する際には、注意してほしいポイントがあります。
データ通信量は消費しているので注意
LINEアプリでの通話は、通話料は無料になりますが、データ通信容量が消費されます。電話回線を利用しての通話する場合には、発信側だけに通話料金が発生しますが、LINE無料通話ではデータ通信容量がお互いに消費されるため注意しましょう。長時間通話を繰り返すと、あっという間にデータ通信容量の上限を超えてしまう可能性があります。
データ通信量を気にせず使う(通話料無料)にするには、Wi-Fiを利用する
データ通信量を気にせずに無料通話を利用するためには、Wi-Fiのある環境で通話をしましょう。Wi-Fiを利用せずに通話をしてしまうと、データ通信の契約容量を超えてしまい、通信速度が低速になる可能性もあります。長時間通話する場合には、特にWi-Fiに接続されているかを確認してから利用するようにしましょう。
着信音に気が付きにくいことがあるので注意
LINEで着信があった場合には、LINEに内蔵されている着信音が鳴ります。端末や個人差がありますが、この着信音が通常の電話よりも気づきにくいケースがあり、着信があったことがわからずに電話に出られないこともあるでしょう。通知音量を上げたりロック画面に通知が出るようにしたりと、対策が必要になります。
音声が途切れるように聞こえることもある
LINEの無料通話は、電話回線ではなくデータ回線を使用し、音声データを変換してやりとりしています。その特性上、通常の電話回線を使った通話と比べると、少し雑音が入ったり音が途切れて聞こえたりというデメリットがあります。これらを防ぐためには、できるだけ通信状態が安定した場所で通話するとよいでしょう。
「無料通話」にかかるデータ通信容量の目安
LINEの無料通話を使用する際に気になることが、データ通信容量です。実際、無料通話ではどのぐらいのデータ通信容量がかかるのでしょうか。データ量を表す単位は、「1000KB=1MB」、「1000MB= 1GB」となっています。以下では、LINEアプリでの無料通話にかかるデータ通信容量の目安を紹介します。
1GB(ギガ)で、通話できる時間はどれくらいか
1GBでは、どのくらいの時間無料通話が可能なのでしょうか。あくまでも目安ではありますが、通話可能時間を紹介します。
音声通話の場合
LINEモバイル公式サイトのブログページによると、1GBでは約55時間の音声通話が可能だとされています。
ビデオ通話の場合
LINEモバイル公式サイトのブログページによると、1GBでは約3.25時間のビデオ通話が可能とされています。1か月1GBのデータ容量がある場合、毎日ビデオ通話をするのなら1日あたり約6分です。
ビデオ通話では、音声通話と比べると大量のデータを消費してしまいます。ビデオ通話を主に行いたい場合には、携帯電話会社と契約しているデータ通信量があっという間になくなってしまい足りなくなるケースも考えられるため、注意しましょう。
1分間の通話で、どれくらいのデータ容量を使用するか
1分間の通話ではどの程度のデータ容量が必要なのか、目安を紹介します。
音声通話の場合
LINEモバイル公式サイトのブログページによると、音声通話1分で消費するデータ通信量は0.3MB(300kB)だとされています。1分以上通話する場合の、データ通信量の目安は以下のとおりです。
・10分:3MB
・30分:9MB
・1時間:18MB
ビデオ通話の場合
LINEモバイル公式サイトのブログページによると、ビデオ通話1分で消費するデータ通信量は5.1MBだとされています。1分以上ビデオ通話をする場合の、データ通信量の目安は以下のとおりです。
・10分:51MB
・30分:153MB
・1時間:307MB
【参考】「LINE Out」機能を使ってお得な料金で電話する方法
LINE Outを利用するには、LINE Outを選び利用開始をタップ、コールクレジットを選択して購入します。その後、LINE Outを開き、相手の電話番号を入力し発信しましょう。
都度クレジットを購入するコールクレジットと、定額で決まった時間通話できる30日プランがあります。コールクレジットなら固定電話へは3円/1分、携帯電話へは14円/1分です。30日プランは固定と携帯 なら120分で720円、6円/1分で、固定のみなら60分120円、2円/1分です。※金額はすべて税込
まとめ
LINEアプリを使用することで、無料通話や割安での通話が可能になります。格安スマホは定額通話プランなどがないケースも多いため、特にLINEアプリでの無料通話を使用するとよいでしょう。
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※当ページの内容は2023年12月時点の情報です。