更新日:2025年9月11日
スマホ代の節約は、毎月の固定費の中でも特に見直しやすいテーマです。見直しの方法としては、格安SIMへの乗り換えや料金プラン、不要なオプションの見直しなどがあります。
この記事では、携帯代・スマホ代を安くするためのおすすめの方法と、平均的な利用額について詳しく解説します。
スマホ代・携帯代の平均はいくら?まずは相場を知ろう。
毎月のスマホ代や携帯代は、生活費の中でも無視できない固定費です。全国平均を知ることで、自分の支出が高いのか安いのかを判断でき、節約の目安にもなります。
携帯代の平均額はどれくらい?
総務省の調査によると、2023年の2人以上の勤労者世帯では、1か月の消費支出は平均31万8,755円です。そのうち携帯電話通信料は平均1万1,251円で、全体の約3.5%を占めます。
これは「ガス代(6,162円)」や「上下水道料(5,220円)」よりも高く、生活に欠かせない支出の中でも上位に入ります。
携帯代は2017年をピークにやや減少していますが、今も月1万円以上かかっており、見直すことで家計全体に大きな効果を期待できます。
スマホ代を節約する効果
スマホ代は固定費の中でも見直しやすく、節約効果がすぐに表れます。例えば、毎月2,000円削減できれば年間で24,000円節約できます。家族全員分を見直せば、その額は倍以上になります。
固定費を減らすことで、食費や娯楽費のように我慢をしなくても家計にゆとりが生まれます。早めに取り組むほど、その効果を実感しやすくなります。
【基本編】スマホ代・携帯代を安くする6つの方法
携帯代・スマホ代を安くする方法は6つあります。ここでは、それぞれの方法について解説します。
格安SIMに乗り換える
格安SIMへの乗り換えは、大幅な節約につながります。携帯代・スマホ代を安くしたい人には一番おすすめの方法です。格安SIMとは、独自の回線を持たずに大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)の回線を借りて、低価格でインターネットや通話を提供するサービスです。こうした事業者を「MVNO」と呼びます。
格安SIMが安い理由
格安SIMは大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しているため、自前のアンテナや基地局を持たず、設備投資が不要ですまた、多くの事業者は、実店舗を持たず、オンライン販売が中心のため、人件費や運営費を抑えられます。また、通信速度を調整することで、低価格を実現しています。
格安SIMを使う際の注意点
格安SIMは、利用者が増えてネットワーク回線が混雑すると、通信速度が遅くなるケースもあります。また、実店舗をもたない事業者が多く、、契約や手続きはWebサイトで行うのが一般的です。そのため、手続きの際にわからないことがあったときも、Webサイトで確認し、自分で解決する必要がなります。
イオンモバイルは、全国に実店舗を構えているため、契約や設定に不安がある方でも安心してご利用いただけます。格安SIMでありながら店舗での丁寧なサポートを受けられるの点が大きな特徴です。格安SIMの乗り換え方法や注意点については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
「格安SIMの乗り換えはどうすればよい?選び方やメリット・注意点をわかりやすく解説」
ただし、端末代金の支払いが残っている場合などは、すぐに乗り換えできないこともあります。
料金プランを見直す
スマホ代は、契約中の料金プランを自分の使い方に合わせて見直すだけでも節約できます。
契約から時間が経つと、現在の利用状況に合わないまま不要な料金を支払い続けている場合があります。データ使用量や通話時間など、使用状況にあわせた最適なプランを変更すれば、、無駄なく支出を減らすことができ、結果スマホ代の節約につながります。見直しには、イオンモバイルの料金プラン診断がおすすめです。現在の契約料金よりどのくらい安くなるのか、自分にあったプランは何かを確認できます。
使い方にあったプランを選ぶコツ
プランの見直す際にはデータ量と通話料がポイントです。普段からデータ量が余っている場合は、容量が少ないプランに、通話料が高い場合は、かけ放題プランへ変更しましょう。2019年10月の法改正以降、いわゆる「2年縛り」がなくなるなど、多くのプランが新しくなっています。改めて最新の情報を確認しましょう。イオンモバイルの料金プラン診断であれば、質問に答えるだけで最適なプランを確認できます。
契約中のプランを確認する方法
ご自身が契約しているプランは、以下のNTTドコモ、au、ソフトバンクの各会員ページからプランを確認できます。
Webからの確認が難しい場合は、電話サポートや店舗への問い合わせを利用しましょう。
不要なオプションやサブスクを解約する
契約時に加入したオプションを、そのまま使わずに料金だけ支払っていることがあります。もし今使っていないものであれば、解約するだけで負担を減らせます。
ただし、中にはサポートや補償が含まれるオプションもあるので必要なサービスまで外してしまわないように、内容をよく確認してから判断しましょう。
NTTドコモのおもな有料オプション・コンテンツ
NTTドコモの有料オプション・コンテンツは以下のようなものがあります。
- dマーケット(dtv、dマガジン、dグルメなど)
- クラウド容量オプション
- いちおしパック
- スゴ得コンテンツ
- my daiz
auのおもな有料オプション・コンテンツ
auの有料オプション・コンテンツは以下のようなものがあります。
- 電話きほんパック(お留守番サービスEXや迷惑電話撃退サービスなどがセットになっているもの)
- 安心ケータイサポートプラス
- 通信オプション(デザインオプションなど)
- エンタメサービス(auスマートパスなど)
- アップグレードプログラム
ソフトバンクのおもな有料オプション・コンテンツ
ソフトバンクの有料オプション・コンテンツは以下のようなものがあります。
- とく放題
- テザリングオプション
- iPhoneセキュリティパックプラス
- Netflix
- エンタメ系サービス(アニメ放題、AppPass、ブック放題など)
無料通話アプリを活用する
スマホ代の節約には、通話料金を抑える工夫も効果的です。無料通話アプリを使えば、条件次第で月々の通話料をほぼゼロにできます。
通話定額プランと無料アプリの違い
通話定額プランは月額料金を支払うことで電話回線の通話がかけ放題になります。
LINEなどの無料通話アプリはインターネット回線を使うため月額料金が不要で、アプリ同士なら通話料もかかりません。ただし、通信環境により音質が変わるため、ビジネスや緊急時は通常の電話を併用すると安心です。
Wi-Fiを活用してスマホ代を節約する
Wi-Fiに接続してスマートフォンを使うと、モバイル回線のデータ通信量をおさえられます。接続中はWi-Fi回線の通信が使われるため、携帯やスマホのデータ容量を節約できます。
自宅の固定回線やホームルーターを見直す
自宅にインターネット回線があれば、Wi-Fiルーターを設置してすぐに利用できます。
回線がない場合は、新しく契約する方法もあります。家族で複数のスマホを使い、動画を見る機会が多い場合は、Wi-Fiに接続することで家族全員の通信費をまとめて節約できます。
スマホ端末を安く手に入れる
スマホ代の節約は、通信料金の見直しだけではありません。端末の選び方を工夫することで、購入費用も大きく抑えられます。
新品にこだわらず、選択肢を広げてみるのもおすすめです。
型落ちモデル・中古スマホ・セール品を活用する
最新ではない古いシリーズの機種でも、機能面ではほとんど変わりがないことも多くあります。たとえば、iPhoneは高性能であることで知られていますが、型落ちモデルでも十分なスペックを備えています。
普段、動画や写真を撮らず、カメラ性能にこだわらない場合は割安の機種を選ぶことで費用を抑えられます。中古の端末であればさらに購入価格を安くおさえられます。
また、携帯会社を乗り換えることで端末をお得に購入できることもあります。買い替えの際は、契約と同時購入で割引になるキャンペーンがないかも確認してみましょう。
【応用編】スマホ代をさらに節約するテクニック
基本的な節約方法に加えて、契約内容やサービスの組み合わせを工夫すると、さらに通信費を抑えられます。
家族でキャリアをまとめて家族割を適用する
家族全員が同じ携帯キャリアを利用すると、家族割引が適用され、月額料金が安くなる場合があります。大手キャリアでは1人あたり500〜1,000円程度の割引になることもあります。
イオンモバイルには家族割という専用プランはありませんが、その代わりにご利用いただける「シェアプラン」があります。イオンモバイルのシェアプランは、契約したデータ容量を最大8人まで分け合える仕組みで、実質的に大手キャリアの家族割と同じように利用できます。
家族でそれぞれ個別にデータを契約すると「余る人」と「足りない人」が出がちですが、シェアプランなら全員で容量を共有できるので、無駄がありません。さらに、データ容量は契約後も自由に変更できるため、たとえば、子どものデータ利用が増える時期や在宅ワークが多い時期など、ライフスタイルに合わせて柔軟に調整できます。
このように、イオンモバイルのシェアプランは「家族割の割引」ではなく「容量を家族で最適にシェアできる」という点で、より合理的に通信費を抑えることができるのです。
光回線などとのセット割を活用する
大手キャリアではスマホと自宅のインターネット回線を同じ会社にまとめると、セット割が適用されて月額料金を安く抑えられる仕組みがあります。家族の回線数が多いほど割引額が大きくなることもあり、条件が合えばお得に利用できます。
すでに光回線を契約している場合は、スマホの契約先を合わせるだけで割引になることもあります。ただ、割引ばかりに目が行ってしまうのには気をつけましょう。確かにセットの割引を活用することで通信を抑えることは実現できますが、セット割は適用条件が複雑になりやすい点には注意が必要です。
たとえば、「対象の光回線を利用していること」「家族全員が同じ住所で契約していること」「割引適用は特定のプランに限られること」など、細かいルールがあるため、途中でプラン変更や引っ越しをすると割引が受けられなくなるケースもあります。
そのため、単純に「安いから」という理由だけで飛びつくのではなく、利用状況や将来のライフスタイルの変化も考慮して検討することが大切です。
スマホ代の節約が難しいと感じたときの対処法
すでに節約を実践しているのに料金が下がらない場合や、品質面に不安がある場合は、使い方や契約内容に合わせた別の方法を検討しましょう。
すでに割引を最大限適用している場合
家族割やセット割など、利用できる割引をすべて使っても料金が高い場合は、さらに安いプランを提供しているキャリアへの乗り換えがおすすめです。
例えば、大手キャリアから月額1,000円台の格安SIMへ変えると、年間で数万円の節約が期待できます。契約中の違約金や事務手数料は、事前に確認しておくと安心です。
国際通話や仕事用途で高品質回線が必要な場合
海外との通話やオンライン会議など、安定した通話品質や高速通信が欠かせない場合は、コストより品質を優先しましょう。
格安SIMでは混雑時に通信速度が落ちることがあり、業務や大事なやり取りに影響する可能性があります。国際通話が多い方は、大手キャリアの国際通話プランやビジネス向けプランを利用することで、安心してやり取りできます。
格安SIMに不安がある場合
通信速度やサポート体制に不安を感じて格安SIMへの乗り換えを迷っている場合は、店舗サポートがある事業者を選ぶ方法もあります。
イオンモバイルなら、全国200店舗以上のイオンモバイルショップで申し込みや設定のサポートを受けられるため、初めての方でも利用しやすいです。料金を抑えながら、困ったときには直接相談できる安心感があります。
イオンモバイルならスマホ代をもっと節約できる
携帯代やスマホ代は、毎月の家計の中でも大きな割合を占めます。負担を減らすには、プランの見直しやデータ通信量の調整が効果的です。中でも大きな節約につながるのは、格安SIMへの乗り換えです。自分の使い方に合う格安SIMを選び、ムダのない契約にしましょう。
イオンモバイルでは、お客さま一人ひとりに合わせた料金プランを、専門スタッフが丁寧にご案内します。まずはお気軽にご相談ください。
次の記事では、格安SIMに乗換える際に最も気になる通信速度についてご紹介します。