スマホのバックアップは早めにとっておこう!バックアップ方法やメリット、注意点を解説

更新日:2023年12月25日

紛失や故障などの事故でスマホのデータをなくさないためには、バックアップが大切です。バックアップ方法は複数あるため、自分のスマホにあった方法が分からないこともあるでしょう。この記事では、様々なバックアップ方法をAndroid・iPhoneのケースごとに解説します。スマホのデータを事故などから守るため、ぜひ役立ててください。

 

スマホのデータをバックアップするメリットとは

データのバックアップとは、スマホの写真や連絡先などのデータを外部へコピーし、保存することです。バックアップを行うと、スマホを新しくした際、新しいスマホへバックアップしておいたデータをコピーでき、元のスマホと同じ使い勝手で使用できます。

 

スマホのデータをバックアップしないままでいると、新しいスマホにコピーするデータがなく、写真や連絡先をなくすことになってしまいます。

 

主なスマートフォンのデータバックアップ方法

主なバックアップ方法は、パソコン、スマホの標準機能、SDカード、キャリアのお預かりサポートを利用することです。ここでは、それぞれの方法を解説します。

 

パソコンへデータをバックアップする

パソコンへデータへのバックアップは、パソコンとスマホを接続し、パソコンにスマホのデータをコピーします。パソコンの容量によるものの、データ量が多くてもコピーできるのがメリットで、スマホに写真や音楽を多く保存している人におすすめです。

 

パソコンの容量が少なければ、外付けハードディスクを利用するといいでしょう。しかし、パソコンを用意する必要がある、パソコンとスマホをつなげるため手間がかかるなどの面もあります。

 

iPhoneでのバックアップ方法と注意点

iPhoneとパソコンをケーブルで接続し、iTunesを起動します。iPhoneの認識マークが表示されたらクリックし、「このコンピューター」「今すぐバックアップ」を選択します。あらかじめ「自動的に同期しない」設定にしないと、データを紛失する可能性があるため注意しましょう。

 

また、App Storeなどからの購入コンテンツ、iCloudへ保存したデータなど、バックアップ対象にならないデータもあります。

 

※参考:iPhone、iPad、iPod touch のバックアップについて|Apple サポート

 

Androidでのバックアップ方法と注意点

WindowsパソコンとAndroidスマホを接続し、スマホ側に「USBモード」表示が出たら「ファイル転送」を選択します。この表示は機種によって異なります。パソコンにファイル転送のウィンドウが開いたら、転送したいファイルをドラッグして完了です。

 

Macパソコンは接続してもAndroidスマホを認識しないため、「Android File Transfer」などのアプリをあらかじめパソコンへインストールしましょう。

 

スマホの標準機能を利用してバックアップする

スマホの標準機能を利用したバックアップとは、iPhoneであればiCloud、AndroidであればGoogle ドライブなど、クラウドサービスのストレージにスマホから直接データを保存することです。パソコンやケーブルがいらず、特別なアプリやソフトをインストールする必要もありません。

 

しかし、Wi-Fiを利用しないなど通信環境によっては通信量の上限を超える可能性がある、通信料が高額になる、時間がかかるなどのデメリットもあります。

 

iPhoneでのバックアップ方法と注意点

ホーム画面から「設定」「ユーザー名」「iCloud」の順にタップし、表示されるリストから保存したい項目をオンにします。リスト中の「iCloudバックアップ」をタップし、次の画面でバックアップをオンにし「今すぐバックアップ」を選択しましょう。対象データは写真やビデオ、Appデータなど限定されていますが、無料で5GBまでiCloudのストレージを利用できます。

 

※参考:iCloud バックアップの対象となるもの|Apple サポート

 

Androidでのバックアップ方法と注意点

スマホの「設定」から「システム」「バックアップ」をタップし、「Googleドライブへのバックアップ」をオンにし「今すぐバックアップ」をタップします。機種により手順は多少異なります。この方法で保存できるデータは、連絡先やGoogleカレンダーの予定など、Googleアカウントに紐づいているデータです。設定を行うにはGoogleアカウントにログインする必要があります。

 

スマホの標準機能を利用するメリット

標準機能でのバックアップは、スマホひとつで手軽に行えます。写真や動画が膨大でない限り、多くの場合は無料のストレージで十分事足ります。また、クラウドのアカウントにログインすれば新しいスマホにデータを同期できるため、格安スマホへのデータ移行も簡単です。

 

Androidスマホの連絡先は、キャリアの電話帳ではなくGoogleアカウントに紐づけるのがおすすめです。格安スマホに移行しても連絡先がなくならず、いざという時にも安心できます。

 

SDカードへバックアップする

外部ストレージであるSDカードにデータをバックアップする方法です。SDカードは大容量のものも多いため、スマホのデータがクラウドの無料ストレージを超えてしまう人におすすめです。パソコンを持っていない人でも利用できますが、SDカードが破損する可能性や、対応端末が限られるなどの面もあります。

 

iPhoneでのバックアップ方法と注意点

iPhoneでSDカードを利用するにはカードリーダーが必要となり、リーダーによってアプリも必要です。バックアップできる主なデータは写真や動画などです。

 

例えば、写真のバックアップする場合、iPhoneにリーダー経由でSDカードを接続し、写真をアルバムから選び、共有ボタンをタップしてバックアップ先にSDカードを選択します。アプリを利用する場合はアプリ内からデータの選択を行い、バックアップします。

 

Androidでのバックアップ方法と注意点

ここでは3大キャリアのバックアップ方法を解説します。保存できる主なデータは写真、動画、連絡帳などです。スマホの機種や年代により方法は多少異なります。

 

・ドコモ

Android 4.4以降の場合、データコピーアプリを起動して「バックアップ&復元」を選択し、「バックアップ」に進んで対象データを選択し「開始」する。

 

・au

「設定」「au設定メニュー」「データを移行する」「SDカードを使う」「保存する」の順に進む。対象データを選択して「保存する」をタップする。

 

・ソフトバンク

「あんしんバックアップ」アプリを起動し、「データの保存(バックアップ)」「SDカード」をタップして対象データを選択し「実行」する。

 

キャリアの「データお預かりサービス」を利用する

キャリアの「データお預かりサービス」とは、ドコモやau、ソフトバンクが提供するストレージにデータを保存するサービスです。セキュリティ性が高い点や新しいキャリアスマホへのデータ移行が簡単なのがメリットといえます。その反面、無料で保存できるデータ容量が少ない、格安スマホへ移行する場合は利用できないなどのデメリットもあります。

 

ドコモの「ケータイデータお預かりサービス」

画像やスケジュールなどのデータを自動的にバックアップするサービスです。スマートフォンでの月額利用料金は無料ですが、有料のSPモード契約が必要となります。また、専用アプリのダウンロードも必要です。電話帳データお預かり機能はサービスが終了したため、電話帳はSDカードなど他のバックアップ方法が必要です。

 

auの「データお預かり」

写真や動画、アドレス帳、カレンダーなどのデータを月額料無料でauサーバーに預けられるサービスです。容量は「auスマートパス」や「auスマートパスプレミアム」会員なら50GB、非会員の場合は1GBとなります。Android端末であればauメールやSMS、「+メッセージ」も預けられますが、これらのデータはiPhoneでは保存対象外です。

 

ソフトバンクの「あんしんバックアップ」

「あんしんバックアップ」アプリを経由し、ソフトバンクサーバーにデータを保存できるサービスです。Android端末、iPhone双方で「電話帳の保存/読み込み」「携帯電話からの電話帳復元」「S!メール (MMS) どこでもアクセスサーバへの電話帳エクスポート」が利用できます。

 

「電話帳以外のデータの保存/読み込み」はAndroid 6.0以上のみ利用可で、「連絡先変更お知らせメールの送信」はiPhoneでは利用できません。

 

専用アプリを利用してバックアップを取ることもできる

近年では、機種やキャリアに付随しない、第三者開発のバックアップ専用アプリも多くリリースされています。基本的にはアプリを経由し、クラウドストレージや専用サーバーにデータを保存するものです。

 

アプリだけでバックアップできるため手軽ですが、提供者によりセキュリティ性がばらつくデメリットもあります。以下では、代表的なバックアップ専用アプリ「JSバックアップ」について解説します。

 

「JSバックアップ」にバックアップをとる手順

あらかじめDropboxやGoogleドライブなど、利用するサービスのアカウントが必要となります。

 

Android端末は以下の手順です。

1)アプリ起動後、「バックアップ&復元」「バックアップ」と進む。

2)Dropboxなどのバックアップ先を選択する。

3)バックアップデータが表示される。データ変更の場合は歯車マークから変更し「バックアップスタート」をタップする。

 

iPhoneは以下の手順です。

1)アプリ起動後「バックアップ」をタップしてバックアップ先を選択する。

2)バックアップデータが表示される。

3)データ変更の場合は「変更」から操作し、スタートをタップする。

 

LINEトーク履歴やゲームのバックアップ

スマホで使用しているアプリは、アプリごとでバックアップしておく必要があります。LINEのトーク履歴は「自動バックアップ」を設定しておくと安心です。定期的にトーク履歴の自動バックアップが行われるため、大切なトーク履歴が完全に消えてしまうのを防ぐことができます。LINEやゲームアプリなどは、スマホを買い換えるときの引継ぎ方法が異なるため、確認しておきましょう。スマホの機種によっては、アプリの引継ぎができないものがあるため注意が必要です。

まとめ

スマホのデータをバックアップすると、新しいスマホ利用時に元のデータを移行できるため安心です。バックアップ方法は、次に利用するスマホにあったものを選びましょう。お得な格安スマホを使うなら、キャリアに限定されないバックアップ方法がおすすめです。

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※当ページの内容は2023年12月時点の情報です。

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