月末になるとギガ不足になり、高速モードが使えなくなるという人もいるのではないでしょうか。この記事では、ギガ不足に悩んでいる人に対して、ギガ節約の方法について解説します。iPhone・Androidそれぞれの節約方法も紹介するので、ギガ不足で困っている人や、できるだけ安いプランで契約したい人はぜひ参考にしてください。
なぜギガ節約が必要?
そもそもなぜギガを節約する必要があるのでしょうか。ここでは、ギガ節約の必要性について解説します。
スマートフォンの月額料金を節約できる
通信事業者にもよりますが、スマートフォンの料金プランはデータ使用量によって料金が変わります。使用するデータ使用量が少なくなるほど料金が安くなるため、ギガ節約ができれば月額料金も抑えられるでしょう。
月末のギガ不足を防ぐ
通信費を節約するためにデータ使用量が少ないプランで契約したという人もいるでしょう。しかし、利用状況によっては月末にギガ不足になるかもしれません。
契約しているデータ使用量を超えてしまうと低速でしか利用できなくなり、スムーズにインターネットを利用できないかもしれません。ギガ節約をすれば、月末まで快適にインターネットを使用できるようになります。
ギガ使用量の目安
ここでは、それぞれの機能でどのくらいのギガ使用量になるのか、目安を解説します。
LINE電話
LINE電話の通話では、音声のみで通話する場合とビデオ通話を利用する場合でギガの使用量が変動します。
それぞれの通信量は以下の通りです。
LINE通話1分あたりにかかる通信量 | ||
---|---|---|
音声通話 | 約0.3MB | |
ビデオ通話 | 約5.1MB |
web閲覧
一般的なweb閲覧で消費するデータ使用量は、スマートフォンを使用した場合では平均すると1ページあたり約300KBほど。1GBでは約3300回ページの閲覧が可能と言えます。
しかし、ブログなどテキスト中心の情報を閲覧する場合と画像や動画が挿入された情報閲覧する場合ではデータ使用量は大きく変動するため注意が必要です。
SNS
インスタグラムなどのSNSを閲覧する際に消費するデータ使用量は、1分あたり約10MBと言われています。最近は、写真などの画像データだけでなく動画などを使用した投稿や再生が増えているため、消費するデータ使用量が増加傾向にあると考えられます。
メール
メールの場合、テキストのみのメールなのか、画像や動画などを添付するのかによってデータ使用量は変動します。テキストのみのメールであれば1通5KB程度で済みますが、画像を添付する場合には1通あたり3MBまで増えてしまいます。
テキストメールであればデータ通信量を気にせず送受信しても問題ありません。しかし、画像や動画を添付するときにはデータ使用量が多くなるため、注意してください。
動画視聴
動画視聴は画質の設定によってもデータ使用量が大きく異なります。大体の目安ですが、5分間の視聴で10.5MB程度のデータ使用量になるでしょう。高画質で視聴するとそれよりも多いデータ使用量が必要です。動画は画像よりもさらに膨大なデータ使用量となるため、モバイルデータを使用して動画視聴をするとギガ不足になるかもしれません。
iPhoneのギガ節約方法
iPhone独自のギガ節約方法について解説します。
Wi-Fiアシスト機能をオフにする
Wi-Fiアシスト機能とは、Wi-Fiの通信状況が悪い場合に自動でモバイル通信に切り替わる機能です。通信環境の状態によって自動でモバイル通信に切り替わるため、何もせずとも快適にインターネットが使えます。
しかし、気づかないうちにモバイル通信でデータ通信を大幅に使用してしまうというデメリットもあります。ギガ節約を目指すならオフにしておいたほうがよいでしょう。
システムサービスの設定を変える
iPhoneにある、位置情報、通知、通信網検索などのシステムサービスの設定を見直してみましょう。システムサービスのなかでオンになっている項目があると、モバイル通信でもデータ通信量を消費しつつ作動してしまいます。普段あまり使用しないシステムサービスはオフにしておいてください。
モバイル通信でのiCloud Driveの同期をオフにする
iCloud Driveとは、データや書類などをiCloudと同期する機能です。ホーム画面から「設定」→「モバイル通信」とタップし、「iCloud drive」の項目を探しましょう。iCloud Driveがオンになっている場合、モバイル通信を使ってiCloudと同期されてしまいます。ギガ節約するためには、普段はオフにしておきWi-Fi接続時のみ同期するようにしましょう。
Androidのギガ節約方法
iPhoneではできない、Android独自のギガ節約方法について解説します。
Googleアカウントの自動同期をオフに
Googleアカウントの自動同期は、パソコンでもスマートフォンでも同じようにGmailやGoogleフォトなどが使用できるかんたんなものです。しかし、自動同期をオンにしたままにすると、モバイル通信下でもデータ通信を使用して同期が行われてしまいます。
この設定はデフォルトではオンになっているため、ギガ節約のためにはオフにしておきましょう。細かな設定方法は機種により異なりますが、「設定」から「アカウント」を選び、自動同期をオフにしてください。
データセーバーをオンにする
データセーバーはAndroid特有の機能です。データセーバーをオンにすると、ほとんどのアプリやサービスにおいてWi-Fi環境でのみデータ取得が行われるように設定できます。ホーム画面から「設定」→「ネットワークとインターネット」とタップし、データサーバーをオンにしましょう。
バックグラウンドで実行しなければ正常に動かないアプリは、「無制限のデータアクセス」で個別に選択しておきます。そうしておけば、指定したアプリのみバックグラウンドでも通信できるように設定可能です。
iPhoneとAndroid共通のギガ節約方法
iPhone・Android共通で行えるギガ節約方法について解説します。
多くのギガが必要な作業はWi-Fi環境で行う
動画の視聴やデータのアップロードなど、容量の大きなデータを扱う場合はできる限りWi-Fi環境で作業を行うようにしましょう。また、容量の大きなゲームなどのアプリや電子書籍、PDFファイルなどの大きなデータをダウンロードする場合も、同じようにWi-Fi環境での作業をおすすめします。
高速通信をオフにする
低速モードでも問題なく利用できる場合は、高速通信をオフにしておきましょう。自由に通信速度切り替えられる機能は格安SIMならではのものです。大手キャリアにはこのような機能はなく、速度切り替えでギガ節約はできません。高速通信を節約して使用したい人は格安SIMがおすすめです。
バックグラウンドアプリをこまめにオフにする
バックグラウンドアプリとは、使用していない状況でも動作はしているアプリのことをいいます。ユーザーは使用している意識がないのに関わらず、データ通信量が消費されている可能性があります。バックグラウンドアプリはユーザーが作動中のアプリから終了しないとオフにできません。意識してこまめにアプリの動作を終了するようにしましょう。
動画はWi-Fi環境でダウンロードしておく
外出先で動画を再生したいときは、あらかじめWi-Fiのある場所でダウンロードしておくとよいでしょう。ただし、動画視聴サービスによってはダウンロードできないケースもあります。また、動画は画質によって通信量が大幅に変わります。どうしてもモバイル通信下での視聴が必要な場合は、最低画質にして再生しましょう。
位置情報サービスはオフにする
地図アプリやゲームなどで位置情報サービスを利用するケースもあるでしょう。しかし、位置情報サービスをオンにしておくと定期的に位置情報を取得し、その都度モバイル通信を使用してしまいます。そのため、必要ないときはこまめにオフにしておくとデータ使用量の節約になるでしょう。
アプリの自動アップデートをオフにする
アプリの自動アップデート機能をオンにしておくと、モバイル通信下でもアップデートされてしまいます。ギガ節約のためにはオフにしておくとよいでしょう。
iPhoneの場合は以下の手順でオフにしてください。
1.「設定」から「iTunes StoreとApp Store」をタップ
2.Appのアップデートをオフにする
Androidの場合は以下の通りです。
1.「Playストアアプリ」の「設定」をタップ
2.「アプリの自動更新」から「アプリの自動更新しない」を選択する
SNSで画像や動画の自動再生をオフにする
SNSでは自動で画像や動画が再生される設定になっているパターンが多いです。モバイル通信下で画像や動画が再生されると、大量のデータ使用量を消費してしまうため、この設定はオフにしておきましょう。自動再生をオフにするためには使用中のSNSアプリから設定してください。
LINEの場合は、「設定」から「写真と動画ダウンロード」「GIF自動再生」「動画自動再生」すべてをオフにします。
送信する画像のデータ量を減らす
画像を送信すると、どうしてもデータ使用量が多くなってしまいます。そこで、もとの画像の画質を落とす、サイズを小さくなるなどし、画像送信に必要なデータ使用量を節約しましょう。画像のサイズや画質を落とすための無料アプリなどもあります。それらを活用し、ギガ節約をしてみてください。
まとめ
スマートフォンの月額料金を抑えながら快適に利用するには、ギガ節約が重要です。この記事で紹介した節約方法を参考にして、データ使用量を抑えてみてください。上手にギガ節約したいときはイオンモバイルがおすすめです。
イオンモバイルでは、豊富な料金プランの中から、ユーザーそれぞれにあったプランを選べます。データ容量ごとにこまかく設定されているため、無駄のないプラン選択が可能です。契約期間の縛りもなく、解約金もありません。格安SIMへの乗り換えを検討中なら、ぜひ契約してみてはいかがでしょうか。
※当ページの内容は2021年10月時点の情報です。