高校生のスマホデビューが多い?子供に持たせるメリット・デメリットや家庭内ルールを紹介

2023年12月26日

高校生の子供にスマホを持たせることについて悩んでいる家庭も多いでしょう。この記事では、高校生の子供にスマホを持たせるメリットとデメリットを解説します。また、スマホを持たせる際の家庭内ルールについて具体例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

高校1年生でスマホデビューする子が多く、高校生の利用率は9割

保護者の多くが、子供にいつからスマホを持たせるべきかを悩んでいますが、中学生からスマホを持っているという子供もいます。しかし、高校1年生でスマホデビューするケースが多いようです。ある調査結果によると、高校生になる段階で、9割の子供がスマホを利用しています。

親としては、子供のうちからスマホを持たせることに不安や心配を感じるでしょう。しかし子供は、スマホを持つのが当たり前という意識を持っています。

主な使用方法は、インターネットを利用した動画閲覧やゲーム

子供のスマホの主な使用方法としては、インターネットを利用した動画閲覧やゲーム、SNSなどがあります。特に女子高校生は、動画閲覧やSNS利用が多く、男子高校生では動画閲覧やゲームの利用が多いようです。同じ年代の子供でも、性別によってスマホの使用方法に違いがあることがわかります。

平均使用時間は3時間弱?

スマホを使ったインターネットの利用時間をみると、小学生~高校生は平均3時間弱です。小学生で利用時間が3時間を超えるのは全体の約1割ですが、高校生の場合にはおよそ5割と、年齢が上がるにつれて利用時間が長くなる傾向にあります。また、高校生になると、スマホやパソコンなど、複数の機器でのインターネット利用時間は、5時間を超えています。

高校生にスマホを持たせるメリット

高校生にスマホを持たせるメリットは多数あります。ここでは、5つのメリットについて解説します。

 

行動範囲が広がっても連絡が取れるので安心

高校生になると、小中学生時代とは違い行動範囲が広がります。学校だけではなく、塾や友人との遊び、バイトなどに出かける子供も増えるでしょう。そのため、親が行動範囲のすべてを把握することが難しくなります。しかし、スマホを持っていればいつでも連絡が取れるため安心感です。また、位置情報の確認もできて便利です。

家族間のスケジュール管理がしやすくなる

スマホを持つと、家族間のスケジュール管理がしやすくなります。LINEなどで連絡が取れるため、テスト期間や部活、習い事やバイトといったスケジュールの伝達や、予定の共有ができて便利です。また、家族間で共有できるカレンダーアプリなどを利用することで、より手軽にスケジュールを共有できます。

アプリで勉強できる

スマホアプリの利用により、勉強もできます。例えば、電子辞書アプリなどをスマホにインストールしておけば、わからない漢字や英単語があったときに、アプリを使って簡単に調べられます。また、スマホで学習できるアプリも多数あります。スマホなら通学時間などのすき間時間を使って手軽に勉強できるため、時間の有効活用にもおすすめです。

スマホだから伝えやすい話もある

顔をあわせずにコミュニケーションがとれるスマホだからこそ、伝えやすい話もあります。例えば、家族や友人とケンカしたときに、面と向かって謝ったり話しかけたりしにくい場合の利用が可能です。スマホであれば、電話やLINEなどのメッセージで思いを伝えられます。そのため、友人や家族関係が良好に保てます。

ITリテラシーを学べる

ITリテラシーとは、通信やセキュリティ、ネットワークといったITに関係する事柄を理解し、安全に扱うための能力です。IT機器やインターネットを使いこなせる能力は、スマホが広く普及した現代では必要不可欠です。高校生でスマホを持つことが、ITリテラシーを学ぶきっかけになります。

高校生にスマホを持たせるデメリット

高校生のうちからスマホを持つことは、メリットだけではなくデメリットも生じます。ここでは、高校生でスマホを持つデメリットを確認しましょう。

いじめ・事故に巻き込まれる可能性がある

多くの子供が、さまざまな人とつながるSNSを、スマホで利用しています。SNSは便利である反面、使い方によっては、いじめやトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、注意が必要です。SNSによる誹謗中傷を受ける可能性だけではなく、住所などの個人情報を特定され悪用されるケースもあります。また、歩きスマホで事故に遭う危険性もあるでしょう。

学力が低下することがある

スマホの利用により勉強に身が入らず、学力が低下するケースもあります。スマホはいつでも動画視聴やゲームができるがゆえに、「動画ばかり視聴してしまう」「勉強しなければいけないのにゲームがやめられない」など、スマホを使いすぎてしまう高校生も多いようです。また、スマホの通知が気になって、勉強などに集中できないこともあります。

視力が落ちたり、睡眠に悪影響が出たりする

スマホの液晶画面から発生するブルーライトは、目にダメージを与える可能性があるといわれています。また、小さな画面を見続けることで目が疲れやすくなり、視力低下につながることもデメリットです。また、睡眠にも悪影響を与える可能性があります。動画などの視聴によって脳が興奮して眠れない、友人とのやりとりで寝不足になるというケースも少なくありません。

 

高校生にスマホを持たせるのが心配なら家庭内ルールを決めるのがおすすめ

高校生のうちからスマホを持たせることに、不安を抱いている保護者も多いでしょう。いじめやトラブル、使いすぎによる弊害を防ぐために、家庭内でルールを決めることをおすすめします。ここでは、家庭内ルールの具体例を紹介します。

家庭内ルールの具体例1. フィルタリングを設定する

青少年のスマホ利用にはフィルタリングが義務化されています。フィルタリングとは、子供に悪影響を与えるような有害なアプリやWebサイトなどの利用と閲覧を、制限する機能です。例えば、アダルト系のサイトや、犯罪につながる恐れがあるサイトをブロックできます。また、アプリ内での課金や有料アプリの利用もブロックできるため、思わぬ高額請求などが防げるのが特徴です。

家庭内ルールの具体例2. 勉強で結果を出してもらう

勉強にしっかりと取り組むことをルールにすると、学力低下などを防ぎながらスマホを持たせられます。この場合は、確認が難しい勉強時間などではなく、結果を出すことを条件にするとよいでしょう。例えば、「テストの点数が学年で○位以内であればスマホが利用できる」「テストの平均点が○点以上でなければ、スマホの使用を制限する」など具体的に設定します。

家庭内ルールの具体例3. SNSの利用方法を制限する

トラブルの原因になりやすい、SNSの利用方法を制限するのもよい方法です。SNSは便利ですが、無制限に利用させるとトラブルに巻き込まれる可能性があります。そのため、「鍵付きアカウントで利用する」「個人情報や自分の写真を載せない」「写真の位置情報をオフにする」などの具体的なルールを設けておくと安心です。

家庭内ルールの具体例4. 使用方法・使用場所を限定する

使用できる場所や時間などを限定することで、スマホの使いすぎや寝不足などを防げます。例えば、「スマホを利用する場所はリビングのみ」「22時を過ぎたらスマホを預ける」「勉強中は親に預けておく」など、家庭内で話しあってルールを設けるとよいでしょう。無理にルールを決めるのではなく、子供と話しあって、納得させることがポイントです。

家庭内ルールの具体例5. ネットリテラシーを理解してもらう

ネットリテラシーについて、しっかりと理解させることも重要です。ネットリテラシーとは、インターネット上の情報を理解して、正しく運用し、判断できる能力を指します。インターネットには嘘の情報や間違いなども多いため、ネットリテラシーを学ぶことが大切です。ネットリテラシーを理解すると、トラブルに巻き込まれるリスクも減ります。

高校生向けの制限を設定できるフィルタリングサービスもある

家庭内でルールを決めても、きちんと守れるかどうかに不安を感じている保護者もいるでしょう。その場合、高校生向けの制限設定を行えるフィルタリングサービスを利用するのも、1つの手段です。高校生向けの制限では、以下のような設定が行えます。

アプリダウンロードの制限機能

アプリダウンロード制限機能を利用することで、子供に悪影響を与えるようなアプリや不適切なアプリなどのダウンロードを防げます。ダウンロード可能なアプリの基準を指定して、制限する方法もあるため、年齢にあわせて変更するとよいでしょう。

使用時間の制限機能

端末本体の使用を制限する時間帯を指定するのが一般的ですが、アプリごとに利用時間帯や総利用時間などを制限できる機種もあります。より細かな設定がしたい場合には、アプリごとに設定できる機種を選ぶのをおすすめします。

ネットフィルター機能

ネットフィルター機能とは、有害なWebサイトを非表示にする機能です。高校生の場合、有害サイトとは気づかずに閲覧してしまい、トラブルに巻き込まれる可能性もあるため、ネットフィルター機能をオンにしておくとよいしょう。

GPS機能

GPS機能を利用すると、スマホが現在どこにあるのかがわかります。子供の居場所を把握できる機能ですが、高校生向きではないかもしれません。不安があれば利用すると安心ですが、本人が嫌がる場合はオフにしましょう。

歩きスマホ制限機能

歩きスマホを制限できる機能もあります。歩きスマホを感知すると警告が画面に表示される機能で、歩行を停止するまで警告が消えなかったり、警告中はスマホの操作ができなくなったりするのが特徴です。高校生向きの機能ではないかもしれませんが、不安であれば導入しましょう。ただし、操作性は落ちてしまいます。

通信会社のフィルタリングサービスを使用するのも1つの方法

通信会社が提供している、フィルタリングサービスを利用するのもよいでしょう。イオンモバイルでは、高校生の子供が安全にスマホを使えるように、「イオンモバイルセキュリティPlus」というオプションサービスを提供しています。子供がスマホを安全に使うためのアプリであるため、高校生にスマホを持たせる際には利用を検討しましょう。

 

まとめ

今や高校生のほとんどがスマホを持っています。しかし、スマホを持たせることに不安がある場合には、しっかりと家庭内でルールを決めましょう。また、各種制限をかけるのもおすすめです。

 

イオンモバイルでは、子供用の「イオンモバイルセキュリティPlus」というオプションが用意されています。また、豊富な料金プランのなかから、最適なプランの選択が可能です。契約期間の縛りもなく解約金も発生しないため、利用しやすいのがメリットです。高校生の子供に持たせるスマホを探しているなら、イオンモバイルで検討してはいかがでしょうか。

 

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※当ページの内容は2023年12月時点の情報です。

 

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