データSIMと通話SIMはどちらを選ぶべき?データSIMでも通話はできる!

更新日:2023年7月10日

手頃な価格でスマホを利用できるという理由から、格安SIMを選ぶ人も少なくありません。格安SIMの種類は、データSIMと音声通話SIMとの2つに分けられます。両者は同じSIMですが、利用できる機能は異なります。

この記事では、データSIMと音声通話SIMとの違いやどちらを選ぶべきかなどを知りたい人に向けて、それぞれの違いやメリット・デメリット、向いている人などについて解説します。

SIMカードとは?

SIMカードは、スマホでモバイル通信や電話回線を利用する場合に必要なICカードです。SIMカードには、契約者を識別する番号のほか、契約時に発行された電話番号などの個人情報が保存されています。SIMカードをスマホに挿入することで、通話やモバイルデータによるデータ通信が可能です。

データSIMと音声通話SIMの違い

SIMカードにはデータSIMと音声通話SIMがあります。それぞれの特徴について解説します。

 

音声通話SIM

音声通話SIMは、音声通話とデータ通信、SMS(ショートメッセージサービス)が利用できます。

音声通話SIMは基本的にデータ通信も利用可能で、モバイル用のデータ通信回線を介してインターネットに接続できます。ただし、契約によっては音声通話のみを選べるタイプもあり、この場合はモバイル通信が使えず、音声通話とSMSは利用できます。

 

データSIM

データSIMは、データ通信専用のSIMカードです。つまり、モバイル通信だけで音声通話は利用できません。音声通話を使用しない分、音声通話SIMよりも基本料金は安い傾向にあります。

音声通話はできないといっても、LINEなどのアプリを活用する、050電話番号を契約するなど、IP電話を活用すれば通話も十分可能です。また、モバイル通信だけ利用できれば十分である2台持ちの人はデータSIMを活用するケースが多いでしょう。

 

SMS機能付きデータSIM

データSIMにSMS機能がついたSIMをSMS機能付きデータSIMといいます。音声通話は利用できませんが、電話番号を活用してSMSも利用できるSIMです。

SNSやアプリなどのアカウントを新規で作成する場合は、SMSによる認証が必要になるケースがあります。その場合、SMS機能付きデータSIMであれば、音声通話SIMを契約していなくても認証に使えます。

 

音声SIMを使うメリット・デメリット

音声通話SIMには、メリットとデメリットがあります。どのようなものなのか詳しく解説します。

 

音声SIMのメリット

ここでは、音声通話SIMを利用した場合に得られるメリットを解説します。

 

通話品質がいい

格安SIMを利用する場合、通話の品質が気になる人もいるかもしれません。しかし、音声通話SIMでも、使用している電話回線はキャリアと同じです。そのため、格安SIM事業者と契約した場合でも、キャリアと同レベルの通話ができます。音切れや音ズレなどが発生しないため、ストレスを感じずに通話を楽しめます。

 

緊急通報ができる

携帯電話の普及により、公衆電話の数が減少傾向にあります。そのため、外出先で事故やトラブルなどが発生した場合、スマホから緊急通報するケースがほとんどです。その点、音声通話SIMは携帯電話の回線を利用できるため、いつでもどこでもスマホから110番などの緊急通報ができます。一方、データSIMでは緊急通報はできません。

 

音声SIMのデメリット

音声SIMは音声通話やデータ通信を利用できるため、不便さを感じる人は少ないでしょう。ただし、基本料金が高い傾向にあります。

 

基本料金が高い

音声SIMは音声通話やデータ通信を利用できる便利さがある反面、毎月の基本料金が高くなる傾向にあります。ただし、格安SIM事業者であれば、音声SIMを契約した場合でも月額料金を安く抑えられます。イオンモバイルでは、一番安いプランで月額税込803円です。60歳以上の人の場合は、さらに安い月額税込748円のプランも選べます。

イオンモバイルの料金プランは豊富に用意してあるため、個人の使用状況にあわせて一番お得なプランにできるでしょう。音声通話SIMの基本料金が気になる人はぜひ検討してみてください。

 

データSIMを使うメリット・デメリット

データSIMを利用した場合に得られるメリットとデメリットについて解説します。

 

データSIMを選ぶメリット

データSIMを利用した場合のメリットを詳しくみていきましょう。

 

基本料金が安い

データSIMはデータ通信のみの利用になるため、音声通話SIMに比べて基本料金を安く抑えられます。スマホの使用頻度が低く、メールは1日に数通程度で外出先でインターネットをあまり使わないという人であれば、月額利用料が1,000円未満に抑えられる可能性もあります。

イオンモバイルのデータSIMであれば、データ使用量が1GBまでのプランなら月額税込528円です。1GBを超えても高速通信から低速通信に変わるだけで、引き続き利用できます。

 

2台持ちするときに役立つ

データSIMはスマホなどの通信機器を2台持ちしたいときにも役立ちます。例えば、音声通話はメインで持っているスマホで行い、資料の確認や動画の閲覧用にタブレットを持ちたい、というときなどです。 

また、音声は昔から契約しているガラケーをそのまま活用し、データ通信のためだけのスマホが欲しいという人もいるかもしれません。こういったときにデータ通信だけ可能なSIMがあれば、月額使用料をおさえつつ、外出先でもインターネットが活用できます。

 

データ通信のデメリット

データSIMを利用した場合のデメリットについて解説します。

 

電話回線が使えない

データSIMは音声通話を使用できないため、通話をするならIP電話を活用します。そのため、キャリアと同程度の品質の通話は見込めません。IP電話を利用して通話する方法は次章で詳しく説明します。

また、データSIMは音声通話を使用できないため、110番などの緊急通報もできません。警察や救急、消防に連絡ができないとなると、命の危険がおよぶ可能性が高まります。万が一に備えておくなら、最寄りの警察署や交番、消防署などの所在地や電話番号を控えておく必要があります。その点、音声通話よりも不便な点があることは事実でしょう。

 

データ通信SIMを使って通話する方法

データSIMを利用して通話をする方法は、2つあります。具体的な通話方法を解説します。

 

通話できるアプリを活用する

通話アプリを利用すれば、電話回線ではなくインターネットを介して通話が可能です。LINEやSkypeなどはインストールや使用に関して料金がかかりません。つまり、通話料無料で通話できます。 

アプリの種類によってはビデオ通話も楽しめます。ただし、音声だけではなく動画でのやり取りには大量のデータ量が必要となります。自宅でWi-Fi環境でビデオ通話をするなら問題ありませんが、外出先でビデオ通話をすると契約しているデータ量をすべて消費してしまうかもしれません。

 

050のIP電話を使用する

「050」から始まる番号を発行すれば、電話回線で通話するときと同じような操作感でIP電話が使用できます。インターネット回線の混雑状況などによって通話の品質が左右される場合がありますが、音声通話SIMよりも安い料金に抑えられるかもしれません。 

IP電話を利用する方法は、「050 plus」などの通話アプリをダウンロードする、格安SIM事業者のプランを契約するといった2通りです。たとえば、イオンモバイルなら、月額税込1,078円で利用できる「050かけ放題」プランがあります。「050かけ放題」は、月額料金のみで国内の固定電話や携帯電話、IP電話などへの通話が制限なくできます。

 

音声通話SIMが向いているのはこんな人

音声通話SIMの利用に向いているタイプは、音声通話SIMをメインのスマホとして利用したい人やキャリアと同じ通話品質を求める人です。また、初めてスマホを利用する人や、常に緊急通報ができるスマホを持っていたいと考えている人にもおすすめです。

ビジネス用スマホや外出先用のタブレットなど、2台持ちの必要性がない人も音声通話SIMに向いています。

 

データSIMが向いているのはこんな人

2台持ちをしたい、ビジネスやプライベートなどでタブレットやモバイルWi-Fiルータを利用したいなど、データSIMを利用すれば活用の幅が広がります。また、データSIMは音声通話SIMに比べて月額料金を安く抑えられるため、月々の利用料金を安くしたいという人におすすめです。格安SIMを試しに使用したい人は、まずデータSIMを使ってみてはどうでしょうか。

また、通話品質は求めずインターネット回線での通話でもいいという場合もデータSIMでいいでしょう。

 

イオンモバイルはデータSIMでも通話ができる

先ほども解説しましたが、イオンモバイルでは「050かけ放題」のプランがあります。音声通話機能を持たないデータSIMを契約した場合でも、「050」から始まる電話番号を発行できます。固定電話はもちろん、スマホやその他の携帯電話など、相手がどのような電話番号であっても利用料は定額のまま変わりません。

ちなみに、「050かけ放題」プランは、音声通話SIMでの契約も可能です。ビジネス用、プライベート用などの使用目的別に使い分けられます。また、アプリで管理するため、複数のスマホで1つのアカウントを共有できます。自宅のWi-Fi環境下で利用すれば、イオンモバイルのデータ通信を使いすぎる心配がないため、データ使用量を安く抑えられます。

 

まとめ

音声通話SIMとデータSIMは、キャリアの電話回線を使用した音声通話ができるかどうかに違いがあります。ただし、データSIMでもインターネット回線を利用した通話は可能です。自分の使用状況に応じて選んでみてください。

イオンモバイルは、イオンが運営する格安SIM事業者です。豊富な料金プランの中から、お客さまに最適なプランを選べます。全国に200店舗以上の販売・サポート拠点があり、サポート面も充実しています。SIMやプラン選びの相談も可能です。

格安SIMへの乗り換えを検討中の人は、気軽にお申込みください。

 

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※当ページの内容は2023年7月時点の情報です。

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