更新日:2023年9月22日
格安SIMに変更したいものの、通話料金や品質が心配でためらっている人もいるのではないでしょうか。この記事では、格安SIMに興味がある人に向けて、格安SIMのかけ放題プランについて詳しく解説します。キャリアから格安SIMへの転出方法も紹介しているので、格安SIMを検討している人は参考にしてください。
格安SIMの通話品質は同じ
格安SIMの事業者は、NTTドコモやソフトバンクなど、キャリアの電話回線を使用しているため、通話品質はキャリアと同程度のものが期待できます。通話の品質は、通話者の環境によって異なるため、キャリアと格安SIMによる違いはありません。
大手MVNOではかけ放題プランがある場合が多い
大手の格安SIM事業者(MVNO)にも、かけ放題プランがありますが、ほとんどの場合、通話時間などの制限がついているサービスです。携帯電話の1回あたりの平均通話時間は2分14秒という総務省のデータがあり、多くの人はMVNOが提供する制限付きのかけ放題プランで十分に通話ができることとなります。
※参考:通信量からみた我が国の音声通信利用状況【平成 28 年度】|総務省
格安SIMのかけ放題プランを選ぶ際のポイント
格安SIM会社の多くが提供するかけ放題プランについて、選ぶ際のポイントについて解説します。
格安SIMでかけ放題プランを選んでもいい
先に解説したとおり、格安SIMであっても通話品質は問題ありません。電話をかける回数が多い人は、料金を抑えるために格安SIMのかけ放題プランを検討するとよいでしょう。
格安SIMでかけ放題プランを選ぶときの選び方
かけ放題プランを選ぶときに注目すべき、通話時間制限と通話方式について解説します。
通話時間の制限を確認する
格安SIM事業者のかけ放題プランには、一回の通話時間が5分、10分までなど、制限付きのものが多いです。ただ、ほとんどの通話が数分の方には、通話時間に制限があっても支障は出ないと考えられます。どうしても長時間の通話がしたいという場合には、通話時間の制限がわずらわしく感じられる可能性があります。1回の通話時間、1か月の通話時間などを確認し、通話時間制限を超過した場合の料金を換算した上で、格安SIMの検討を行いましょう。
IP電話の活用を考える
格安SIMのかけ放題の通話には、電話回線を活用するものと、IP電話の2種類があります。電話回線を活用したかけ放題は、制限時間内であれば無料で利用できます。IP電話は、インターネット回線を活用したもので、よく使われているLINEでの通話もIP電話です。また、海外からの通話も無料となるため、海外にいく頻度の高い人にとっては非常に魅力がある通話方式といえます。ただし、IP電話はデータ通信回線を利用しているため、通信環境によっては、通話が不安定になったり、通話品質が悪くなる可能性があります。IP電話利用時、通話料は無料ですが、データ通信料はかかります。wi-fi環境下でのIP電話使用には、データ通信料がかからないので、気をつけて利用する必要があります。
追加料金を考慮する
格安SIM事業者の時間制限付きのかけ放題は、制限時間を超えると、超えた分に対して通話料が発生します。サービスの内容と料金を十分に比較し、自分の平均的な通話時間にあったものを選びましょう。
かけ放題はなくても問題ない場合もある
かけ放題プランは絶対に必要なプランではありません。電話回線をよく利用する場合でも、通話料金を安くする手段はほかにもあるためです。たとえばLINE通話はLINEアプリを使っている人同士であれば無料で通話できます。データ通信回線を介して通話するため、電話回線は使いません。データ通信料がかかる点については注意が必要ですが、お得に通話できるアプリの利用も検討してみましょう。
格安SIMのかけ放題プランが向いている人
格安SIMのかけ放題プランは、短時間の通話を複数回行いたい人に向いています。格安SIMのかけ放題プランには、時間制限があるため、長時間の通話を行いたい場合は、電話回線を利用する方が安くなる可能性があります。
格安SIMのかけ放題プランが向いていない人
通話をほとんどしない人、逆に長時間の通話がしたい人には、格安SIMのかけ放題プランは向きません。通話をしない人にとっては、そもそもかけ放題プランは不要であり、長時間通話したい人にとっては、超過分の通話料が発生するため、不向きといえます。音声通話の品質にこだわらなければ、かけ放題プランにせず、IP電話などのデータ通信回線による通話で十分といえます。
キャリアから格安SIMにMNPで乗り換える方法
利用する通信会社が変わっても電話番号をそのまま使い続けられる、MNP(Mobile Number Portability)で乗り換える方法を解説します。キャリアで利用していた電話番号のまま、格安SIMに乗り換えられます。
キャリアでMNP予約番号を取得する
事前にキャリアでMNP予約番号を発行してもらいましょう。MNP予約番号を発行してもらう手続きは、店舗・WEB・オペレーターとの通話の3種類から選べます。オペレーターとの通話の場合、通話で本人確認が簡単にでき、解約金の発生の有無など、さまざまな質問ができますが、中々電話がつながらないので、WEBでの手続きが最もおススメです。
MVNOと契約する
キャリアからMNP予約番号を取得した後に、MVNOと契約します。なお、MNP予約番号の有効期限は15日間しかありません。期限内にMVNOと契約しないと、MNP予約番号の再発行する必要が生じるため、気をつけましょう。乗換手続きが完了すると、元のキャリアは自動的に解約となります。
新しいSIMカードを入れても使えない場合があるので注意が必要
使用中の端末がSIMフリーでない場合、ロックを解除しないと新しいSIMカードが使えません。キャリアで使用していた端末は、そのキャリアのSIMしか使えないようにロックがかかっています。SIMロックの解除はキャリアの店舗・WEBサイト・オペレーターとの通話を介して申し込めます。ロック解除の可否は、端末の購入時期や端末代金の支払い状況によって変わります。キャリアのロック解除条件を確認しておきましょう。
イオンモバイルのかけ放題サービス
イオンモバイルの定額かけ放題サービスは3種類あります。月額税込1,650円で24時間いつでもかけ放題の「フルかけ放題」、月額税込935円の「10分かけ放題」、月額税込550円の「5分かけ放題」です。国内ならば相手が携帯でなく固定電話の場合も、かけ放題の対象となります。キャリアからの乗り換えの際に、MNPを利用すれば現在の番号をそのまま使えます。電話回線を使った通話方式なので、通話品質は高いです。
まとめ
格安SIM事業者のかけ放題プランの多くは、通話時間などに制限があります。格安SIM事業者により条件が異なるため、事前に確認しておきましょう。
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※当ページの内容は2023年9月時点の情報です。