更新日: 2023年12月26日
MNPを利用するにあたり、手数料について気になっている人も多いでしょう。この記事では、MNPの手続きを行う際にかかる手数料の目安や、手続きの手順を解説します。MNPの無料化についても触れているので、これからMNPを利用したいと考えている人はぜひ参考にしてください。
MNP転出手数料が原則無料化
総務省が公表した「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」の改正案によると、2021年4月からMNP転出手数料は原則として無料となっています。
MNP手続きの手順を紹介
ここでは、MNP手続きの手順について解説します。
STEP1:MNP予約番号(10桁)を発行してもらう
現在契約している通信事業者で手続きし、MNP予約番号を発行してもらいましょう。わざわざ店頭へ出向かなくても、電話やインターネットからMNP予約番号の発行手続きができます。通信事業者によっては、MNP予約番号の発行手続きを電話またはインターネットのいずれかに限定しているところもあるので、事前に確認しておきましょう。
STEP2:転入する通信事業者にMNP予約番号を伝える
新しく契約したい通信事業者で契約手続きをする際に、MNP予約番号と電話番号を提示し手続きします。これにより、電話番号を引き継いで新しい通信事業者との契約が可能になる仕組みです。
注意:MNP予約番号には有効期間がある
MNPに関する手続きはかんたんに行えますが、発行したMNP予約番号には有効期限が設けられているため注意が必要です。基本的に、どの通信事業者と契約する場合でも、MNP予約番号を取得してから15日以内に手続きしなければなりません。乗換先の通信事業者のなかには、有効期限の日数が10日以上残っている必要がある場合など、有効期限残日数が決められている場合もありますので、事前に確認し、余裕をもって手続きしましょう。
MNP手続きに必要な費用とは?
MNPの手続きを進めるためには、手数料がかかります。ここでは、手続きに必要な費用について解説します。
新規契約手数料
MNPを利用して通信事業者を乗り換えるときは、新規契約手数料がかかります。新規契約手数料は、一般的には3,300円(税込)です。ただし、通信事業者によってそれぞれ取り決めが異なるため、WEBサイトなどで詳細を確認しましょう。
機種分割代金
解約時に機種の分割代金の残額がある場合は、その分の料金を支払う必要があります。解約時に一括で精算しても構いませんが、分割で支払うことも可能です。なお、契約している間は機種代に対する割引が受けられるケースもありますが、解約すると割引は受けられなくなるため注意が必要です。なるべく金銭的な無駄なく乗り換えるためには、機種の分割代金を支払い終えてから解約した方が良いでしょう。
ガイドライン改正後の利用者のメリットを紹介
MNPに関するガイドラインの改正は、利用者に対してさまざまなメリットをもたらします。ここでは、そのメリットについて具体的に解説します。
過度な引き止めがなくなる
ガイドラインの改正前は、MNPの手続きを申し出ると通信事業者に引き止められるケースも多くありました。これでは、スムーズにMNPの手続きができず、利用者に精神的な負担がかかってしまいます。
しかし、ガイドラインで明確に引き止めを禁止するルールが示されたため、通信事業者による過度な引き止めができなくなりました。そのため、利用者は自分の希望に応じて滞りなくMNPの手続きができるようになりました。
原則24時間いつでも受付可能
ガイドラインでは、MNPの手続きを原則24時間いつでも受け付けるというルールが定められています。そのため、原則インターネットから自分が好きなタイミングでMNPの手続きが可能です。
注意:電話・店頭での手続きは上限1,100円までの手数料が発生する場合がある
MNP手数料は原則として無料ですが、電話や店頭での手続きでは手数料が発生する可能性があります。なぜなら、ガイドラインでは電話や店頭での手続きに限り、手数料の上限を1,100円(税込)と定めているからです。手続き方法によっては手数料がかかる可能性もあるため、注意しましょう。
まとめ
MNPでスマートフォンを乗り換えるときは手数料がかかることがあるため、気を付ける必要があります。場合によっては機種分割代金や違約金もかかる可能性があるので、契約状況をあらかじめ確認したうえで手続きを進めてください。
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※当ページの内容は2023年12月時点の情報です。