更新日:2023年12月26日
スマホを使用していて、通信速度制限にかかったことがある人も多いでしょう。また、格安SIMへ乗り換えたいけれど、通信速度制限が気になって踏み出せない場合もあります。この記事では、スマホの通信速度制限とは何か、制限を解除する方法や避けるための対策などを解説します。あわせて、格安SIMの通信速度制限も解説するので、参考にしてください。
スマホの通信速度制限とは何か?
通信制限とは、契約内容で定められたデータ容量を超えた場合、通信速度が低下することです。特定のユーザーが使いすぎて、回線速度が全体的に遅くなることを避ける目的で行われます。2段階で制限されるケースもあり、例えばイオンモバイルでは、低速時に直近3日間(当日含まず)の通信量が合計366MBを超えた場合、さらに速度制限がかかります。
以下では、各社の通信速度制限を解説します。
ドコモの通信速度制限
ドコモの場合は、通信速度制限にかかってしまうと128kbpsまで速度が下がります。ただし、「ギガホ」プランを契約している場合には、通信速度制限がかかったとしても1Mbpsまで使えます。
auの通信速度制限
auの場合には、通信速度制限にかかるとドコモと同様に128kbpsまで通信速度が下がってしまいます。auでは、インターネットを使いすぎて通信速度制限が近づいたときには、SMSやEメールでお知らせがくることが特徴です。
ソフトバンクの通信速度制限
ソフトバンクの場合にも、上記2社と同様に契約したデータ容量を超えることで128kbpsまで通信速度が下がります。また、ソフトバンクではデータ容量を超えた場合に通知が届くようになっています。
格安SIMの通信速度制限
格安SIMの場合は、利用している通信回線によって通信制限がかかる条件が異なります。通信制限がかかった場合、一般的には最大200kbpsまで速度が低下するとされています。ただし、利用しているMVNOや料金プランなどによっても、制限時の最大速度は異なってくるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
データ通信量を確認する方法
データ通信量がどのくらい残っているのか確認する方法は、各社で異なります。
ドコモの場合
ドコモでは、「My docomo」で当月分と直近3日分のデータ容量の確認が可能です。はじめに、dメニューからMy docomoにアクセスします。dアカウントもしくはネットワーク暗証番号を入力することでログインが可能です。ログインしたら、メニューから「データ量」をタップして、データ容量を確認しましょう。
auの場合
auでは、「My au」で当月分のデータ容量の確認が可能です。データ容量を確認したい場合には、「My au TOP」にログインしましょう。My au TOPの画面上部に「スマートフォン・携帯電話」という項目があるのでタップしてください。そこで「利用状況」をタップすることで、データ容量の確認ができます。
ソフトバンクの場合
ソフトバンクでは、「My SoftBank」で当月分のデータ容量の確認が可能です。はじめに、My SoftBankにアクセスしましょう。My SoftBankにログインして、「メニュー」をタップします。「使用量の管理」もしくは「データ量」という項目があり、それをタップすることでデータ容量の確認ができます。
通信速度制限が解除になるタイミングと解除する方法
通信速度制限がかかった場合、気になるのが解除のタイミングです。ここでは、解除のタイミングと解除する方法について解説します。
ドコモの通信速度制限を解除するには?
ドコモの解除タイミングは、翌月の1日となっています。月が変われば速度制限が解除されるため、月末なら月初めを待つのもよいでしょう。当月中に速度制限を解除したい場合には、別途料金を支払う必要があります。料金は2GBごとに税込2,750円となっているため、月初めまでの日数などを考慮して支払いましょう。
auの通信速度制限を解除するには?
auの解除タイミングは、ドコモ同様に翌月の1日です。また、月ごとの速度制限のほか、3日で6GB以上使うと翌日13時ごろに制限がかかり24時間後に解除されます。データ通信量を購入してデータチャージすれば、すぐに解除が可能です。チャージ料金は以下のとおりです。
・0.5GB:605円
・1.0GB:1,100円
・3.0GB:3,300円
・5.0GB:5,500円
※すべて税込
ソフトバンクの通信速度制限を解除するには?
ソフトバンクの場合、契約の締め日によって解除になるタイミングが異なります。締め日の翌日に解除されるため、締め日を確認しておくとよいでしょう。また、3日で3GB以上使った場合は翌日午前6時に制限され、24時間後に解除されます。チャージすることで解除も可能で、料金は1GB税込1,100円、2GB税込2,750円です。
格安SIMの通信速度制限を解除するには?
プランや回線によって月ごと、もしくは1日ごとに制限がかかります。月ごとなら翌月1日、1日ごとなら翌日または24時間後に解除されることが多く、追加でデータ容量の購入が可能です。格安SIM会社によっては大手キャリアと同様に、高速通信利用時に一定のデータ量を超えると、契約している容量に関係なく通信制限が発生するケースもあります。
通信速度制限にかからないための対策
通信速度制限にかからないようにするためにはどうすればよいのでしょうか。
Wi-Fiを使う
Wi-Fiを利用することで、データ容量を消費せずに済みます。例えば、外出先ではカフェやコンビニなどで提供している無料Wi-Fiを利用するとよいでしょう。また、モバイルWi-Fiを使うことも効果的です。モバイルWi-Fiとは持ち運びできる小型ルーターのことで、データ容量を節約しながら安定した通信が行えます。
モバイルデータ通信をオフ設定にする
モバイルデータ通信をオフ設定にしておくこともよい方法です。アプリ接続をオフにすることで、いつの間にか起動していて通信容量が減るというトラブルを防げます。とくに、動画アプリは通信容量が大きいため、高い効果が期待できるでしょう。モバイルデータ通信をオフ設定にする機能は大手キャリアにはないため、MVNOの大きなメリットだといえます。
バックグラウンド更新をオフにする
アプリの中には、使用や画面表示をしていなくても通信を行い、データ通信量を消費してしまうものがあります。そのため、頻繁に使用しないアプリは、バックグラウンド更新をオフにしておくとよいでしょう。オフにしてくことで、勝手にデータ通信量を消費することがなくなり、通信量の節約につながります。
イオンモバイルならデータ通信量の節約も簡単
イオンモバイルでは、データ通信量の節約が簡単に行えます。以下で解説します。
アプリで高速通信を切り替え
イオンモバイルでは、専用アプリによって高速通信のオンオフが簡単に切り替えられます。アプリで高速通信残量の確認もできます。高速通信が必要のないときや通信量が少なくなったときなどには、高速通信をすぐにオフにすれば、データ通信量の節約が可能です。また、余った通信量は翌月へと繰り越しが可能で、無駄なくお得に利用できます。
通信速度制限にかかってもチャージが可能
通信速度制限がかかったとしても、イオンモバイルではチャージが可能です。1GB税込528円から通信量の追加購入が可能で、購入しチャージすることで通信速度を元に戻せます。
まとめ
契約のデータ量を使い果たしたり、一定のデータ量を超えたりすることで通信速度制限がかかり、通信速度が遅くなってしまいます。すぐに解除するには、別途料金を支払いデータチャージする必要があるため、気をつけましょう。
イオンモバイルは、専用アプリで高速通信の切り替えができるため、データ通信量の節約がしやすいです。また、NTTドコモ回線とau回線から選択することができ、格安スマホでは珍しいかけ放題サービスもあります。格安スマホの契約を検討しているのなら、ぜひお申し込みください。
※当ページの内容は2023年12月時点の情報です。