スマホの文字入力|慣れると使いやすいスマホのフリック入力について詳しく解説

スマホを使用するうえでの特徴の1つが、文字の入力方法です。スマホを初めて使用する際、文字入力に戸惑ってしまう人は少なくありません。この記事では、スマホの利用を検討しているものの、入力方法がよくわからずためらっているという人に向けて、スマホの文字入力についてわかりやすく解説します。便利に使うコツなども紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

音声入力や手書き入力も可能|スマホでの入力方法の特徴

スマホで文字を入力するには、「ソフトウェアキーボード」を使用します。文字入力が必要なときに、画面下部にキーボードが表示され、それをタップしたりフリックしたりして入力する方法です。

その他に、音声入力と手書き入力という方法もあります。音声入力とは、スマホのマイクに向かって入力したい内容を話すと、その通りに入力してくれる機能です。手書き入力では、画面上に手書きで文字を書くと、その文字を読み取って入力してくれます。ソフトウェアキーボードに慣れていないうちは、これらの入力方法を活用するのもおすすめです。

スマホの文字入力方法は主に3種類

ソフトウェアキーボードの入力方法は、主に3種類です。慣れればフィーチャーフォンよりもかんたんに速く入力できるようになるため、ぜひ覚えておきましょう。

フリック入力

1つのキーを上下左右に払うように押して入力する方法を、フリック入力といいます。左にフリックするとイ母音の文字、上にフリックするとウ母音の文字、というようにひらがなが割り当てられているため、日本語入力に適した入力方法です。

フリック入力は片手での操作がしやすく、フィーチャーフォンに比べて入力スピードも上がるというメリットがあります。一方、デメリットは、慣れるまでに時間がかかる点です。スマホ特有の入力方法のため、慣れないうちは入力しにくいと感じてしまうこともあります。

トグル入力 

トグル入力とは、フィーチャーフォンと同じ入力方法です。2回タップするとイ母音の文字、3回タップするとウ母音の文字、というように、1つのキーを複数回押すことで入力します。それぞれのボタンの配置は、スマホもフィーチャーフォンもほぼ同じになっているため、フリック入力よりも直感的に操作できる人も多いです。

トグル入力のメリットは、慣れた操作で入力ができる点です。一方、フリック入力よりもタップ数が多くなってしまい、入力速度が落ちることがデメリットといえます。

フルキー入力(QWERTY入力) 

フルキー入力は、パソコンのキーボードと同じ配列のキーボードを使って入力する方法です。フリック入力やトグル入力がひらがな入力であるのに対し、フルキー入力はローマ字入力になります。

パソコンでの入力に慣れている人は、フルキー入力のほうが迷わず操作できるというメリットがあります。ただし、フルキー入力ではひとつひとつのキーが小さくなるため、誤入力しやすい点がデメリットです。

スマホの代表的な文字入力方法は「フリック入力」

先述の通り、スマホにはいくつかの入力方法がありますが、その中でも代表的な文字入力方法はフリック入力です。

65%以上のスマホユーザーが使用 

フリック入力は、慣れれば操作がかんたんで入力スピードも速いため、多くの人がフリック入力を使用しています。スマホユーザーへのアンケートでは、スマホユーザーの65%以上がフリック入力を使用しているという結果も出ています。

今後フリック入力の利用率はさらに増加する 

上記のアンケート結果では、10代のフリック入力利用率は75%を超えています。40代と50代でもフリック入力を利用している人は50%近くにのぼっており、この結果は、使い慣れたトグル入力やフルキー入力よりも、フリック入力のほうが使いやすいと判断した人が多いということです。そのため、今後フリック入力の利用率はさらに増加することが見込まれます。

※参考:今さら聞けない「フリック入力」のやり方・設定 ゼロから練習するコツを伝授 -Appliv TOPICS

入力に関するスマホでの各種設定方法

スマホの入力方法を変更するには、iPhoneとAndroidでそれぞれ設定方法が異なります。ここでは、それぞれの設定方法を具体的に解説します。

iPhoneの入力に関する設定

入力方式を切替える方法

iPhoneの入力方式を切替えたいときは、ソフトウェアキーボードの左下にある言語キー(地球儀のマーク)をタップしましょう。タップするごとにフリック入力用のキーボード、フルキー入力用のキーボードの画面へと切替わっていきます。言語キーを長押しするとキーボードの一覧が表示されるため、そこからも任意のキーボードに切り替えられます。

文字種を切替える方法

アルファベットや数字を入力したいときは、文字種を切替える必要があります。トグル/フリック入力用のキーボードの場合、画面左下の「ABC」をタップするとアルファベット入力に、「☆123」をタップすると数字入力に切替わります。日本語入力に戻したいときは「あいう」をタップしましょう。

フルキー入力用のキーボードの場合は、画面左下の「123」をタップすると数字と記号が入力できるようになります。もとに戻したいときは「ABC」をタップしましょう。

Androidの入力に関する設定

入力方式を切替える方法

Androidでフリック入力用のキーボードとフルキー用のキーボードを切替えるには、「Google日本語入力」画面から設定します。「キーボードレイアウト」の設定画面で「ケータイ配列」を選択するとトグル/フリック入力用のキーボード、「QWERTY」を選択するとフルキー入力用のキーボードに切替わります。

文字種を切替える方法

Androidのトグル/フリック入力用のキーボードで文字種を切替えたいときは、画面左下の「あa」をタップします。「あa」の上にある「!?#」をタップすると英数字や記号が入力できるようになり、画面下の「1234」をタップするとテンキーへの変更も可能です。フルキー入力用キーボードでも同様に、「あa」をタップすることで文字種が切替わります。

スマホのフリック入力に慣れるためのコツ

スマホのフリック入力は、慣れるまで使いづらいと感じる人も多くいます。ここでは、フリック入力に早く慣れるためのコツを解説します。

文字入力を「フリックのみ」にする

フリック入力に慣れるためには、トグル入力とは併用せず、フリック入力しかできなくなる設定が効果的です。強制的に使うことで自然と指の動かし方が身に付きます。設定方法は以下の通りです。

・iPhoneの設定アプリ内で操作

一般>キーボード>「フリックのみ」をオンにする

・Android「キーボードレイアウト」設定画面で操作

おすすめ設定>12キーレイアウトの入力スタイル>「フリック入力」にチェックを入れる

時計回りに文字配列を覚える

フリック入力の設定では、ア母音の文字を中心に時計回りに文字が配置されています。

例えば、「か」ボタンをタップすると「か」、左にフリックすると「き」、上にフリックすると「く」が入力できます。このように五十音すべてが入力できるようになっていますが、一度にすべての配列を覚えようとするのではなく、「イ母音の文字から練習する」「あ~さ行までまず覚える」など、少しずつ慣れていきましょう。

記号を覚える

句読点などの記号のフリック入力は、五十音の入力に慣れてから覚えるようにしましょう。頻繁に使用する記号はソフトウェアキーボードの下のほうに集中しているため、五十音の入力が問題なくフリック入力できるようになれば、比較的すぐに覚えられます。慣れるまでは、右下の記号マーク(「、。?!」)をタップして、予測変換から入力する方法もあります。

両手フリック入力で入力速度を上げる

個人差もありますが、片手入力よりも両手入力のほうがスピードアップする場合もあります。ある程度フリック入力に慣れてきたら、両手フリック入力にチャレンジしてみてもよいでしょう。両手入力の場合、利き手で入力する範囲を広く取ると入力しやすくなります。

キャリアショップのサポートを活用する

スマホの入力は、自分で触って慣れることが大切です。ただし、どうしても自分ひとりでは自信がないという場合は、キャリアのサポートやサービスを活用しましょう。そのためにも、サポートが充実していたり、自宅の近くに店舗があったりするキャリアを選ぶことが大切です。

イオンモバイルは、全国に200店舗以上あります。購入前に実際の端末を触って確かめたり、店頭での設定サポートを受けられたりするため、初めてのスマホ購入の際にも安心です。

スマホ入力を便利に行うためのコツ

スマホの機能を使いこなすことで、入力がさらに快適になります。ここでは、スマホ入力を便利に行うためのコツを解説します。

ブラインド入力できるようにする

ブラインド入力とは、手元のキーボードを見ずに入力する方法です。目線の移動が少なくなるため、入力スピードがアップします。スマホには物理的なボタンがないため、難しいと感じてしまうかもしれませんが、慣れてくるとキーボードから少し目を離しても問題なく入力できるようになります。

「片手用モード」で入力しやすくする

片手用モードとは、キーボードを片側に寄せて指を届きやすくする機能です。使用しているスマホが、片手で使うには少し大きいと感じている場合には、片手用モードを活用してみましょう。

iPhoneの場合、言語キーを長押しするとキーボードの左寄せと右寄せのマークが表示されます。Androidでは「あa」を長押しすると片手用モードのアイコンが表示されるため、そのままアイコンへ指をスライドさせることで設定が可能です。

操作がかんたんな機種のスマホを使用する

スマホを初めて使う場合、機能が多すぎると操作に迷ってしまうこともあります。そのような心配がある場合は、操作がかんたんなスマホを選ぶのもひとつの方法です。文字が大きくて見やすい、文字入力に関するサポート機能があるなど、使いやすい機種を探してみましょう。

 

文字入力アプリでもっと入力を便利に|おすすめアプリ3選

専用の文字入力アプリを使うと、スマホ入力をさらに使いこなせます。ここでは、入力がもっと便利になる文字入力アプリを紹介します。

ATOK|濁音、小文字も一発入力「フラワータッチ入力」が特徴

ATOKは、特徴的なフリック入力ができる文字入力アプリです。ATOKには「フラワータッチ入力」という機能があり、濁点や半濁点、「ょ」などの小文字も1回のフリックで入力できます。そのため、通常のフリック入力よりもさらにスピーディな入力が可能です。

Simeji|豊富な変換機能や着せ替え機能などカスタマイズ性が特徴

Simejiは、キーボードを自由にカスタマイズできる文字入力アプリです。キーボードの背景に好きな画像を設定したり、フォントや文字色を変えたりすることで、見やすく使いやすいキーボードを作成できます。クラウド辞書という機能によって、変換候補が常に最新のものに更新される点も、Simejiの特徴です。

Gboard|辞書と変換が秀逸なGoogleキーボードが特徴

Gboardは、Googleが提供する多言語キーボードです。Google提供のキーボードですが、iPhoneでも使用可能です。Gboardは変換機能が優秀で、歴史上の人物や有名人の名前など、一般的な単語以外も正確に変換してくれます。英語への翻訳ツールなど、Googleの便利機能が利用できる点も特徴です。

まとめ

スマホには、フリック入力という特徴的な文字入力方法があります。慣れるまでは戸惑ってしまうかもしれませんが、フィーチャーフォンよりも速く入力できる便利な機能です。フリック入力に早く慣れるコツを試したり、文字入力アプリを利用したりして、ぜひ積極的にチャレンジしてみましょう。

イオンモバイルは、イオングループが展開する携帯キャリアです。全国で200店舗以上を展開しており、充実したサポートが受けられます。料金プランも充実しており、それぞれのユーザーに最適な低価格の料金プランが選択できます。契約期間の縛りや解約金もありません。入力しやすいスマホを探したい人は、ぜひお近くのイオンで相談してみてください。

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※当ページの内容は2021年1月時点の情報です。

 

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