更新日:2022年8月1日
スマホを使っている最中に突然動きが止まって、固まってしまった経験があるという人も多いのではないでしょうか。スマホがひんぱんに固まるとスムーズに操作できなくなり、非常に使いにくくなってしまいます。この記事では、スマホが固まってしまう原因と対処方法について解説します。スマホがよく固まって困っているという人は、参考にしてください。
スマホが固まるとはどういうこと?
スマホのロック画面から操作しようとしたときや、アプリを立ち上げようとしたとき、アプリを操作している最中など、さまざまな場面でスマホが反応しなくなってしまうケースがあります。この現象を「固まる」もしくは「フリーズする」などといいます。
スマホが固まってしまうと、タップしたりスクロールしたりしても画面はそのままで、まったく反応しません。
なぜスマホが固まるのか
なぜ、スマホが固まってしまうのでしょうか。ここでは、スマホが固まる原因について解説します。
メモリ(RAM)不足
スマホが固まる原因のひとつが、メモリ(RAM)不足です。スマホのメモリは2種類あり、写真や動画を長期的に保存するメモリをROM、スマホが動作するために短期的にデータを保存するメモリをRAMといいます。
RAMの容量が不足すると、スマホは動作できなくなってしまいます。長時間スマホを使い続ける、たくさんのアプリを同時に起動させたままにする、といった場合は、RAM不足が原因かもしれません。
アプリのエラー
特定のアプリを使っているときにだけスマホが固まるという場合は、アプリがエラーを起こしている可能性があります。この場合、アプリのバージョンが最新でなはない、アプリを動作させるときに必要な権限を許可していない、といったことが考えられます。アプリの不具合が疑われる場合は、アプリのバージョンや権限の状態を確認してみましょう。
OSのシステムエラー
OSが最新のバージョンになっていない場合、OSのシステムエラーが原因でスマホが固まっている可能性があります。もしくは、OSのバージョンがアプリに対応していないために固まるケースもあるでしょう。OSのアップデートを自動設定にしていないと、古いバージョンのまま使い続けているかもしれません。OSが最新かどうかを設定アプリから確認してみましょう。
端末の熱暴走
スマホ本体の温度が上がって動作しなくなることを、熱暴走といいます。スマホの使用中、本体を熱いと感じたことがある人も多いでしょう。充電しながら操作、長時間連続使用により、端末が高温になってしまうケースがあります。特に、夏場はスマホが熱暴走を起こしやすいため、端末が熱くなってきたときは一度使用を停止してみましょう。
ウイルスに感染した
スマホが固まる原因として、ウイルス感染も考えられます。ウイルスはパソコンだけではなく、スマホに対しても攻撃する恐れがあります。ウイルスに感染して動作が不安定になり、スマホが固まってしまっているのかもしれません。ただし、iPhoneはセキュリティ性が高く、ウイルス感染の可能性は低いといわれています。
スマホが固まるときの対処方法
スマホが固まったときは、まずは端末を再起動してみましょう。ロック画面に戻るだけではなく、電源ボタンを長押しして一度電源を切ります。その後、また電源ボタンを長押しして再起動。
iPhoneの場合、世代によって再起動方法が異なります。iPhone X以降の世代は音量ボタンのどちらかと電源を同時に長押しします。iPhone X以前の世代の場合は、電源ボタンのみを長押しします。
Androidの場合は、各端末についている電源ボタンを長押しすることで電源を着ることができます。
もし電源ボタンを長押ししても電源が切れないときは、強制的に再起動させるという方法もあります。もし、端末を再起動することで問題が解決しない場合は、以下の方法を試してみましょう。
該当のアプリを再起動する
特定のアプリだけが固まるという場合は、問題のアプリを一度終了してみましょう。このためには、アプリを画面から消すのではなく、タスクからしっかり終了させなければなりません。ホーム画面に戻っただけではアプリは終了できないため、注意が必要です。
端末によっても操作方法が異なりますが、起動しているアプリ一覧がみられる画面に移行し、アプリ自体を終了するようにしてください。
該当のアプリが最新バージョンか確かめる
アプリを再起動しても不具合が解消しない場合は、該当アプリが最新バージョンになっていないかもしれません。バージョンが新しくなると、バグなどの不具合が解消される場合が多いです。
アプリストアで該当アプリのページを開き、インストールしているアプリのアップデート情報があるかどうかを確認しましょう。もしアップデートができていないときは、最新バージョンにアップデートすると解決する可能性があります。
バッググラウンドアプリをすべて終了する
同時にいくつものアプリを起動しているとRAM不足になりやすく、スマホが固まりやすくなります。アプリを起動させたまま終了させていない場合は、一度すべてのバックグラウンドアプリを終了しましょう。アプリを再起動するときの手順で、開いているすべてのアプリを終了させます。
定期的にバックグラウンドアプリを終了させておくと、RAMの使用量も減り、スマホが固まりにくくなります。使っていないアプリはこまめに終了させておきましょう。
保存した画像や動画を消去する
RAMの不足だけでなく、ROMが不足している場合もスマホが固まる原因となります。画像や動画、アプリなどをたくさん保存していると、端末のストレージが逼迫し、固まりやすくなります。
保存している画像や動画をクラウドやSDカード、ハードディスクなどに移して、スマホ本体から削除してみてください。本体のストレージに余裕ができると、スマホの動きがスムーズになるかもしれません。
端末を工場出荷状態に戻す
ここまでで解説したどの方法を試しても改善しない場合は、最終手段ではありますが、スマホを工場出荷状態に戻すという方法があります。工場出荷状態とは、なにも設定されていない初期状態のことです。
この作業を行うと、保存した画像や動画、インストールしたアプリや設定などがすべて消えてしまいます。そのため、消えると困るデータは、事前にハードディスクなどに移動させておきましょう。
アプリや各種設定については、初期化後に再インストールや再設定を行ってください。
スマホがひんぱんに固まるときは買い替えのタイミングかも
さまざまな対処方法を実践しても、スマホが固まってしまうケースがあります。その場合は、スマホを買い替えたほうが良いかもしれません。
スマホを長期間使用していると、どうしても動作が不安定になりがちで、作業中に固まりやすくなります。「なにをしてもすぐに固まってしまう」「同じスマホを何年も使い続けている」といった場合は、スマホの買い替えも検討してみてください。
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まとめ
スマホが固まってしまう原因はさまざまです。スマホがひんぱんに固まってしまうという人は、「データを保存しすぎていないか」「アプリを開きっぱなしにしていないか」など、普段のスマホの使い方を見直してみてください。なにをしても状況が改善しないときは、スマホを買い替えるのもひとつの方法です。
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