更新日: 2025年9月3日
スマホの音が突然出なくなり、困った経験がある方も多いのではないでしょうか。スマホの音が出ない原因はさまざまで、必ずしも端末の故障とは限らず、原因による場合もあります。この記事では、スマホの音が出なくなったときに考えられる原因と、その対処法を解説します。スマホの音トラブルでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
スマホの音が出ないときの基本チェックリスト
スマホの音が出ないときは、まずは以下のチェックから始めてみましょう。
難しい操作や専門的な設定を確認する前に、次の項目を見直すだけで解決する場合があります。
- 音量がゼロになっていないか
- マナーモード・サイレントモードがオンになっていないか
- Bluetoothが自動接続されていないか(イヤホン・スピーカーなど)
- スマホを再起動してみたか
- スピーカー部分にホコリや汚れが詰まっていないか
- 水濡れや落下などの物理的な損傷がないか
- セーフモードでアプリの影響を確認してみたか
これらを一つずつ試しても改善しない場合は、次の章「スマホの音が出ない主な原因と対処法」で、より詳しい原因と解決方法を確認しましょう。
スマホの音が出ない主な原因と対処法
スマホの音が出ないときは、原因によって解決方法が異なります。ここでは、本体やイヤホンのトラブルからアプリの設定、再起動まで、代表的な原因とそれぞれの対処法をわかりやすく解説します。
スマホ本体から音が出ない
スマホの音トラブルでよくあるのが、本体からまったく音が出なくなるケースです。イヤホンなどを接続していないにも関わらず、着信音や動画・ゲームなどの音が鳴らないことがあります。「アラームが鳴らない」「電話に気づけない」といったように、日常生活に支障をきたす場合もあります。まずは音量やマナーモードの設定を確認し、それでも改善しない場合は、次の原因を探っていきましょう。
着信音や通知音が鳴らない
スマホから音が出ない原因として、音量設定がゼロになっている場合があります。音量がゼロになっていると、当然ながらスマホ本体から音は出ません。自分で設定を変えていなくても、カバンやポケットの中で音量ボタンが押されてしまうことがあります。通知音量が下がっていないかを確認しましょう。設定画面で通知音の種類や鳴動タイミングも合わせてチェックすると安心です。
スピーカーや端子に問題がある
本体から音が出ない場合、スピーカー部分の故障が考えられます。落下や水没のあとに音が出なくなった場合は、内部のパーツが損傷しているかもしれません。イヤホンジャックタイプの端末では、端子の汚れも接続不良の原因になります。イヤホンを他の機器で試して問題がなければ、端子の清掃や修理が必要な可能性もあります。
イヤホンやヘッドホンに接続すると音が出ない
本体からは音が出るのに、イヤホンなどを接続すると音が聞こえなくなるという場合があります。原因は、イヤホン本体やケーブルの断線、プラグの接触不良などさまざまです。本体から正常に音が出る場合や別のイヤホンで試して音が出る場合は、イヤホン自体に問題がある可能性が高いでしょう。
片方のイヤホンしか音が出ない/音が割れる
イヤホンの接触不良や端子の汚れが原因で、片側だけ音が出ない、または音が割れることがあります。端子部分をやわらかい布で掃除する、別のイヤホンで試すなどの方法で原因を切り分けましょう。屋外での使用や長期間の利用で汚れがたまるケースは意外と多く、かんたんな清掃で改善することもあります。
Bluetooth接続ができない
Bluetoothイヤホンなどを使用している場合、接続がうまくいかないと音は出ません。イヤホンが別の機器と自動で接続され、スマホから音が出なくなることもあります。設定画面で接続先を確認し、不要なペアリングは解除するとトラブル防止につながります。
YouTubeやLINEなど特定アプリの音が出ない
アプリごとに音量やミュートの設定がある場合、そこで音がオフになっていると再生されません。例えばYouTubeで動画の音量バーがゼロになっている、LINEの通知音がミュートになっているなどです。アプリを再起動したり、設定画面を確認することで解決できることがあります。
再起動やアップデートが必要なとき
原因が特定できない場合でも、スマホを再起動することで改善するケースは少なくありません。再起動するとBluetoothの接続やアプリの動作もリセットされます。また、長期間アップデートをしていないと不具合が残ることがあるため、最新バージョンに更新することも効果的です。
iPhoneで音が出ないときの設定確認ポイント
iPhoneの音が出ないときは、設定を見直すことで改善できる場合があります。ここでは、サウンド設定やモードの切り替え、Bluetoothの接続状況、アプリごとの設定など、主な確認ポイントを解説します。
サウンド設定の見直し
音量を上げるには、本体側面のサウンドボタンを押します。上のボタンを押すと音量が上がり、画面に現在の音量レベルが表示されます。
ボタンを使わずに設定から確認する場合は、以下の通りです。
1.「設定」アプリを開く
2.「サウンドと触覚」を選択
3.「着信音と通知音」のバーを左右にスワイプして音量を調整する
設定後、音が出るか試してみましょう。
マナーモード・集中モードの切り替え
iPhoneの側面にあるサイレントスイッチがオレンジ色になっていると、マナーモードが有効になっており音は鳴りません。スイッチを反対側にスライドして解除しましょう。カバンやポケットの中で誤って切り替わることもあるため、音が出ないときはまず確認がおすすめです。
Bluetooth設定の確認
画面を上から下へスワイプしてコントロールパネルを開き、Bluetoothアイコンが青くなっていればオンの状態です。一度タップしてオフにし、本体から音が出るか確認します。
Bluetoothイヤホンを使いたい場合は、再度オンにして長押しし、表示される設定画面から接続を行いましょう。
アプリごとの音量設定・通知設定の確認
アプリごとに音量や通知設定が管理されている場合があります。例えば、動画アプリの音量バーがゼロになっている、メッセージアプリで通知音がオフになっているなどです。設定アプリで対象アプリを選び、「通知」や「サウンド」の項目を確認しましょう。本体設定とアプリ内設定の両方を見直すことで、音が出ない問題が解消することがあります。
Androidで音が出ないときの設定確認ポイント
次に、Androidの設定を確認する方法について解説します。Androidは端末によって操作方法や表示が異なるため、細かい手順はお使いのスマホの操作ガイドや公式サイトで確認してください。
サウンド設定の見直し
Androidは、設定画面の「音と通知」から音の設定ができます。端末によっては「サウンドとバイブ」「音」など表示名が異なる場合があります。音量設定画面を開き、音量がゼロや低くなっていないかを確認し、必要に応じて音量を上げて音が出るかどうかを試してみましょう。
マナーモード・集中モードの切り替え
画面を上から下にスワイプするとステータスパネルが表示され、マナーモードやサイレントモードの状態を確認できます。オンになっている場合は解除してください。端末によっては、電源ボタンを長押しすることでマナーモード設定画面が表示される機種もあります。解除後、音が出るか試してみましょう。
Bluetooth設定の確認
画面を上から下へスワイプして通知領域を表示し、Bluetoothマークがオンになっているか確認します。オンの場合は一度オフにして、本体から音が出るかを確認しましょう。
Bluetoothマークを長押しすると設定画面が開くため、イヤホンから音が出ない場合は再接続を行いましょう。
アプリごとの音量設定・通知設定の確認
アプリによっては音量や通知が個別に設定されています。設定アプリから対象のアプリを選び、「通知」や「サウンド」の項目を確認します。本体設定とアプリ内設定の両方を見直すことで、音が出ないトラブルが解消する場合があります。
修理が必要な場合の判断基準
設定の見直しや再起動を試しても音が出ない場合は、内部の部品や回路に不具合がある可能性があります。ここでは、修理を検討する際の判断基準を解説します。
保証期間内ならメーカー修理も検討
購入から日が浅く、メーカー保証期間内であれば、無償または割安で修理できる場合があります。例えば、1年以内で自然故障と判断されれば費用がかからないケースもあります。保証書や購入時のレシートを用意し、メーカーサポートに問い合わせると良いでしょう。事前に修理内容や費用の有無を確認しておくことで、安心して依頼できます。
キャリアショップでの修理受付方法
ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアでは、ショップで修理受付や代替機の貸し出しに対応しています。修理期間中に代替機を使えるため、仕事や連絡に支障が出にくくなります。ただし、店舗は混雑していることが多く、長時間待つこともあります。スムーズに受付するには、公式サイトやアプリから事前予約をしておくのがおすすめです。
街の修理店を利用する場合の注意点
街のスマホ修理店は、画面やバッテリー交換などを即日対応してくれる便利さがありますが、非正規修理の場合はメーカー保証が受けられなくなる可能性があります。利用時は、修理内容や保証条件を事前に確認しましょう。
なお、イオンモバイルでは「イオンモバイル持ち込み保証」というサービスを提供しています。自然故障・水濡れ・破損のすべてを保証しています。Windows/Android端末は月額605円(税込)、iOS端末は月額715円(税込)で利用でき、イオンモバイルで購入していない端末も対象です。SIMカードのみ契約している方も加入可能で、修理期間中は無料の貸出機を利用できるため、期間中もスマホを使用できます。
スマホの音が出ないときによくある質問(FAQ)
スマホの音が出ないトラブルは、原因や状況によって対応方法が異なります。ここでは、修理の可否や買い替えの判断基準、格安SIMへの乗り換えによる改善の可能性について、よくある質問にお答えします。
水濡れや落下が原因の場合でも修理できる?
水濡れや落下による故障でも、多くのメーカーや修理店で対応できる場合があります。例えば、水没後でも部品交換で音が回復することがあります。ただし、内部基板の腐食や損傷が大きい場合は修理が難しいこともあります。修理可能かどうかは端末の状態や保証内容によって異なるため、まずは店舗やメーカーで診断を受けることが大切です。
修理と買い替えはどちらがお得?
スマホの使用年数や修理費用によっては、修理よりも買い替えのほうが結果的に安くなる場合があります。例えば、4年以上使用していて修理費が2万円を超えるような場合は、新機種への買い替えで性能も向上し、長く使える可能性があります。一方で、保証が残っていれば修理費を抑えられるため、保証の有無も判断材料となります。
修理に出す前に確認しておくべきことは?
修理を依頼する前に、まず、メーカー保証やキャリアの補償サービスが残っているかをチェックしましょう。対象であれば修理費を大幅に抑えられることがあります。また、修理過程でデータが消去される可能性があるため、連絡先や写真などは必ずバックアップを取っておくことが大切です。さらに、修理期間中にスマホが使えないことを想定し、代替機の有無も事前に確認しておくと安心です。
スマホの音が出ない?対処法でトラブルを防ごう
スマホの音が出ない原因はさまざまで、ひとつずつ原因を確かめていく必要があります。イヤホンが原因となっている可能性もあるため、イヤホンジャックやBluetooth設定の確認も欠かせません。すべての確認を行っても原因が特定できない場合は、修理を検討することも大切です。
イオンモバイルは、手厚いサポートが受けられる格安SIM事業者です。今回紹介した「イオンモバイル持ち込み保証」だけでなく、全国に200店舗以上のイオンモバイルショップがあるため、直接スマホを持ち込んで相談できます。スマホの設定やトラブルに対応できるか不安な人は、ぜひイオンモバイルをご利用ください。