スマホを狙った詐欺に要注意|スマホ詐欺の事例と対処法を解説します

老若男女を問わずスマートフォンの所持率は高く、スマートフォンを使用した詐欺も多発しています。この記事では、スマートフォンを狙った詐欺について知りたい人に向けて、おもなスマートフォン詐欺の内容や対策、予防策について解説します。スマートフォン詐欺を心配している人、詐欺の対策法が知りたい人は、参考にしてください。

 

スマートフォンを使った詐欺行為とは?

詐欺行為にはさまざまな種類があります。ここでは、スマートフォンを狙った詐欺の種類と内容を解説します。

 

ワンクリック詐欺

ワンクリック詐欺とは、リンクをクリックしただけで強制的に入会したことにし、入会金や退会金を要求するという詐欺です。リンクには「会員登録する」などの文言はないため、ユーザーは入会の意志がないのにも関わらず登録させられます。

 

IPアドレス、契約プロバイダーなどを利用者の画面上に表示させ、個人を特定したように見せかけるという巧妙な手口もよくみられます。このような情報は誰でもかんたんに入手できるものですが、知識がないと自分自身の個人情報が特定されてしまったと考える人も少なくありません。

 

スマートフォンで気軽にネットサーフィンをしているときなど、つい警戒心がうすれクリックしてしまうケースが多くみられます。

 

ゼロクリック詐欺

ゼロクリック詐欺とワンクリック詐欺は似たような手口が利用されていますが、両者の違いは利用者がクリックするかしないかです。ゼロクリック詐欺は、利用者がクリックをしなくても、サービス入会の完了画面が自動で表示されるタイプの詐欺行為です。

 

なかには、ポップアップ画面を閉じられない、消しても消しても新しいポップアップ画面が出るなどの悪質度が高いものもあります。この場合、キャッシュを消去する、端末を再起動する、といった作業をしなければなりません。スマートフォン版の不適切サイトが狙われる傾向にあります。

 

フィッシング詐欺・スミッシング詐欺

フィッシング詐欺とは、有名企業を装った犯人がメールやSMSを送信し、IDやパスワードなどのログイン情報を盗みとるタイプの詐欺行為です。フィッシング詐欺の件数は、2020年から急激に増えており、2021年2月現時点では4万件を超えています。

 

一方、スミッシング詐欺とは、SMS(ショートメッセージサービス)を利用したフィッシング詐欺のことです。SMSは携帯番号が分かればかんたんに送信できるため、スマートフォンがターゲットにされやすい傾向にあるでしょう。スミッシング詐欺では宅配業者を装った犯人が再配達のお知らせと扮して不正なリンク送信するパターンが多くみられます。

 

なかには、自分の電話番号から不正に詐欺のメッセージを送られてしまう場合もあります。スマートフォンの月額料金が1万円を超えたことで、初めて自身の電話番号が詐欺に利用されていたと気づくパターンもあり、間接的に意図せず詐欺に加担してしまう可能性もゼロではありあません。

 

※参考:2021年1月のフィッシング報告件数4万3千件を突破|フィッシング対策協議会|トレンドマイクロ is702

 

当選詐欺

当選詐欺とは、嘘の当選を知らせ、利用者から個人情報をだまし取ろうとする詐欺行為です。利用者がブラウザでネットサーフィンをしているときに、「おめでとうございます!最新スマートフォンが当選しました!」といったことがかかれたサイトに遷移させます。

 

すると、人気商品を格安で購入できる権利が当たったとし、住所や氏名、クレジットカード番号などの入力が求められます。この当選情報はすべて嘘であり、正しい情報を入力しても商品が届くことはありません。個人情報を抜き取られ、自分の氏名や住所を売られる、クレジットカードの不正利用をされるといった被害にあう可能性が高いでしょう。

 

ウイルス感染の偽警告

ブラウザを使用中に「ウイルスに感染しました。今すぐ対策を行ってください」といった偽の警告画面を表示するタイプの詐欺行為も存在します。この手の詐欺では、ウイルスに感染したスマートフォンを守るためという名目で、ウイルス対策アプリのインストールを利用者に促します。

 

このウイルス対策アプリをインストールすると端末がウイルスに感染し、端末に保存された個人情報を盗まれてしまう可能性が高いです。利用者はウイルス対策のつもりで、ウイルスに感染されたアプリをインストールしてしまう仕組みとなっています。

 

スマホ詐欺にあってしまったときの対策法

スマホ詐欺にあってしまった場合は、被害を最小限におさえるための対策をとりましょう。

 

無視をする

ワンクリック詐欺やゼロクリック詐欺への対策として、入会金や退会金を要求されても無視するようにしましょう。電子消費者取引法では、消費者に契約の申し込みの意思がない場合や、契約内容についての確認や訂正を行うプロセスがない場合は、契約が成立しないと定めています。

 

ワンクリック詐欺のように、利用者の意思を無視した入会決定は法律違反にあたるため、支払いの要求を無視しても問題はありません。「連絡や支払いをしないと弁護士に連絡して訴える」などの文章が表示されるケースもありますが、これは脅し文句にすぎないため無視し続けましょう。

 

仮に、表示されたIPアドレスや契約プロバイダーの名前が正確な情報だったとしても、これらの情報だけでは個人の特定はできません。

 

キャッシュをクリアする

当選詐欺や偽のウイルス感染の警告画面などで、ポップアップの表示が消えないときがあります。この場合、ブラウザを一旦閉じて、設定からブラウザの閲覧履歴やキャッシュ、Cookieなどの削除を行いましょう。スマートフォンを再起動すると強制的にキャッシュがクリアされるため、端末の再起動も有効です。

 

クレジットカード会社に連絡する

フィッシング詐欺、当選詐欺などで偽サイトにクレジットカード番号を入力してしまったら、すぐに該当のクレジットカード会社に連絡しましょう。詐欺にあった経緯を説明し、クレジットカードの利用を止めてもらいます。クレジットカードだけでなく、銀行口座を教えてしまった場合は、銀行になるべく早く相談するようにしてください。

 

パスワードの変更をする

メールアドレスやパスワードなどの情報を送信してしまった場合は、即座にパスワード変更を行いましょう。違うサイトであっても、同じメールアドレスやパスワードを利用しているサイトのパスワードも同様に変更します。可能であればメールアドレスも変更したほうが安心です。

 

金銭的被害が出た場合は警察に相談する

すでにお金を支払ってしまった、クレジットカードを不正利用されたというような金銭的な被害が出ている場合は、速やかに警察に相談してください。居住地の管轄下にある警察署に連絡し、詐欺被害について相談しましょう。

 

スマホ詐欺にあわないための予防策

スマホ詐欺にあったことがないという人でも、いつか詐欺に遭遇するかもしれません。そのときのために、以下の予防策を確認しておきましょう。

 

スマートフォンの詐欺について知っておく

詐欺に関する予備知識ないと、かんたんにだまされてしまうかもしれません。事前に詐欺の種類や特徴や対処方法を知っておけば、突然スマートフォン詐欺に遭遇しても慌てずに対応できるでしょう。

 

また、子供や両親にスマートフォンをプレゼントするときには、必ずスマートフォンを狙った詐欺について知らせておくと安心です。詐欺の手口は日々巧妙なものへと進化しています。詐欺に関する情報は意識して定期的に入れておくようにするといいでしょう。

 

すぐにクリックやインストールしない

スマートフォンは空いた時間にサクサクとインターネットができべんりですが、リンクのクリックやアプリのインストールは慎重に行うようにしましょう。画面に突然表示されたリンクをクリックする、ウイルス感染の真意を調べずに見知らぬアプリをインストールする、といった行為は非常に危険です。

 

疑い深い姿勢でいる

スマートフォン詐欺で被害にあわないためには、常に疑う姿勢を忘れないようにしてください。身に覚えのない当選や入会については、「詐欺かもしれない」という疑いの気持ちをもって冷静に対処しましょう。怪しいメールは開かない、リンクをクリックしないなど、疑わしいものを避ければ、詐欺による被害を未然に防げます。

 

イオンモバイルのセキュリティサービス

スマートフォン詐欺の対策として、各通信事業者のセキュリティサービスの加入をおすすめします。イオンモバイルが提供しているセキュリティサービスについて解説します。

 

イオンスマホセキュリティ

イオンスマホセキュリティは月額165円(税込)のオプションサービスです。このサービスを利用すれば、自身のスマートフォンに強固なセキュリティ対策を施せます。たとえば、リアルタイムでのウイルススキャン機能や不要なファイルを一括で消去する機能などです。また、不審なパケット使用量がないか、パケットチェッカーで確認もできます。

 

シニアにもおすすめできるイオンモバイルセキュリティPlus

イオンモバイルセキュリティPlus(月額220円(税込))は、フィッシングサイトへのアクセスをブロックする機能をもつセキュリティサービスです。フィッシングサイトの存在を知らないシニアでも、気兼ねなくスマートフォンでネットサーフィンを楽しめます。

 

また、位置情報の確認やリモートロックなどの機能もあるため、スマートフォンを紛失した場合でもすぐに探し出せ、場合によっては使用停止にできます。シニア世代の両親にスマートフォンをプレゼントする際におすすめです。

 

まとめ

スマートフォンを狙った詐欺は増加傾向にあり、犯人は巧妙な手口で利用者をだまそうとします。詐欺による被害を受けないためには、詐欺に関する情報を定期的に収集し、適切なセキュリティ対策を行うことが重要です。

 

イオンモバイルでは、ユーザーにあわせて豊富な料金プランの中から、お客さまに最適なプランを選択できます。契約期間に縛りはなく、解約金も0円です。全国に200店舗以上の販売店が展開しているため、充実したサポートが受けられます。

 

これを機に、セキュリティ対策を強化できるスマートフォンへの乗り換えを検討してみてください。

 

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※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。

 

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