携帯代、スマホ代を節約するための6つの方法をわかりやすく解説

<p>スマホと電卓を持つ女性</p>

毎月必ずかかる携帯代・スマホ代ですが、少しでも節約したいと考えている人は多いでしょう。節約する方法としては、格安SIMへの乗り換えやプラン、オプションの見直しなどがあります。この記事では、携帯代・スマホ代を安くするためのおすすめの方法を詳しく解説します。平均的な利用料も解説するので、ぜひ参考にしてください。

携帯代・スマホ代の平均は?

携帯・スマホを利用している人の毎月の利用料金の平均額は税込6,000円〜8,000円台です。総務省の「令和3年版情報通信白書」によると、年間支出額は104,192円(税込114,611円)で、携帯代・スマホ代が家計で占める割合が大きいことがわかります。

総務省が公表している情報通信サービスへの年間世帯支出の推移を示した「家計調査年報」では、移動電話通信料が大きく伸びています。2014年(平成26年度)に対して、2020年(令和2年)は約18,000円増加しています。

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※出典:総務省|令和3年版 情報通信白書

携帯代・スマホ代を安くする6つの方法

携帯代・スマホ代を安くする方法は6つあります。ここでは、それぞれの方法について解説します。

009_安くする6つの方法_2.png

格安SIMに乗り換える

格安SIMへの乗り換えは、大幅な節約につながります。携帯代・スマホ代を安くしたい人には一番おすすめの方法です。以下で、格安SIMについて詳しく解説します。

格安SIMとは

格安SIMとは、独自の回線を持たずに、NTTドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアの回線を借りて、低価格なインターネット・通話を提供しているサービスのことです。格安SIMを扱う企業など、独自の携帯電話の回線を持たずに他の事業者から回線を借りてサービスを提供している事業者を「MVNO」と呼びます。

格安SIMが安い理由

格安SIMは回線を大手キャリアから借りてサービスを提供しているので、アンテナや基地局などの設備投資がかかりません。また、実店舗がないMVNOが多く、インターネットでの販売が中心となっているため、人件費などの店舗運営費もかかりません。さらに通信速度もおさえることで、低価格を実現しています。

格安SIMの注意点

格安SIMは、利用者が増えてネットワーク回線が混雑すると、通信速度が遅くなるケースもあります。また、実店舗がないことが多いため、契約の手続きなどはWebサイトで行うのが一般的です。そのため、手続きの際にわからないことがあったときも、Webサイトで確認し、自分で解決することになります。

イオンモバイルなら、全国に実店舗を設けているので安心です。格安SIMでありながら充実したサポートを受けられるのが特徴です。格安SIMの乗り換えは、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

「格安SIMの乗り換えはどうすればよい?選び方やメリット・注意点をわかりやすく解説」

ただし、格安SIMに乗り換えたいものの、現在使用している携帯・スマホで契約期間の縛りがある、端末の支払いが残っているなどの理由で、乗り換えられないこともあるでしょう。以下では、格安SIMへの乗り換え以外の方法での節約を解説します。

契約している基本プランを見直す

現在契約している月々の携帯代・スマホ代の大半を占める「基本プラン」を見直しましょう。プランが自分にあっておらず、不要な料金がかかっている可能性もあります。使用状況にあわせた最適のプランを選ぶことで、節約できる場合もあります。プランの見直しは、契約している事業者のWebまたは店舗にて可能です。

基本プランを見直すポイント

基本プランを見直す際にはデータ量と通話料がポイントとなります。データ量が余っている場合は、容量が少ないプランに変更します。通話料が高い場合は、かけ放題プランを検討するのが適切です。2019年10月に電気通信事業法が改正され、「2年縛り」がないなど多くのプランが新しくなっています。プランは最新の情報をチェックするようにしましょう。

契約しているプランの確認方法

大手キャリアにおいて、自分が契約しているプランの確認方法は以下から確認できます。

NTTドコモ

au

ソフトバンク

それぞれの会員ページからプランが確認できます。Webからの確認が難しい場合は、電話サポートや店舗への問い合わせを利用しましょう。

オプションを見直す

携帯・スマホを契約するとき、オプションを勧められることがあります。その際に加入したオプションがそのままになっていて、利用料を支払い続けているケースもあります。不要なオプションである場合は、解約することで料金がかからなくなり節約につながります。

ただし、中にはサポート系のオプションもあるので注意してください。解約してしまうと必要なサポートまで受けられなくなるので慎重に検討しましょう。

NTTドコモのおもな有料オプション・コンテンツ

NTTドコモの有料オプション・コンテンツは以下のようなものがあります。

・dマーケット(dtv、dマガジン、dグルメなど)

・クラウド容量オプション

・いちおしパック

・スゴ得コンテンツ

・my daiz

auのおもな有料オプション・コンテンツ

auの有料オプション・コンテンツは以下のようなものがあります。

・電話きほんパック(お留守番サービスEXや迷惑電話撃退サービスなどがセットになっているもの)

・安心ケータイサポートプラス

・通信オプション(デザインオプションなど)

・コンテンツ系サービス(auスマートパスなど)

・アップグレードプログラム

ソフトバンクのおもな有料オプション・コンテンツ

ソフトバンクの有料オプション・コンテンツは以下のようなものがあります。

・とく放題

・テザリングオプション

・iPhone基本パックR(オプションがセットなったサービス)

・Netflix

・コンテンツ系サービス(アニメ放題、AppPass、ブック放題など)

通話は無料通話アプリを利用する

通話をするときは、標準搭載されている通話サービスではなく、LINEやSkypeなどを利用しましょう。LINEやSkypeの通話料は無料のため、通話料の節約になります。手間がかかるかもしれませんが、アプリも無料でダウンロードできます。

なお、使用する際は通話する相手側でもアプリをダウンロードし、連絡先を交換する必要があります。また、データ通信を利用して通話するため、通話が不安定になる可能性があります。

Wi-Fiを利用する

Wi-Fiに接続してスマホを利用することで、データ通信量をおさえられます。以下で、Wi-Fiについて詳しく解説します。

Wi-Fiとは

Wi-Fiとは、パソコン、スマホ、ゲーム機など、Wi-Fiに対応した機器をワイヤレスでインターネットに接続できるシステムです。利用するためには、Wi-Fiルーターを用意する必要があります。

Wi-Fiに接続している間は、Wi-Fiが繋がっているインターネット回線の通信量が消費されるので、携帯・スマホの通信量をおさえることができます。

自宅でWi-Fiを利用する

自宅にインターネット回線がある場合、Wi-Fiルーターを設置すればWi-Fiを利用できるようになります。自宅にインターネット回線がない場合は、新しく回線を引くことを検討してもよいでしょう。家族で複数のスマホを利用し、動画などを頻繁に視聴するのであれば、Wi-Fiに接続することで家族全員が節約できます。

外出先でWi-Fiを利用する

街のカフェやショッピングモールなどの公衆Wi-Fiを利用する方法があります。ただし、セキュリティには注意が必要です。Web決済やID・パスワードの入力などは公衆Wi-Fiでは控えるようにしましょう。

端末購入時に割安の機種を選ぶ

月々のプラン料金に加えて、端末代金の負担が大きいケースもあります。端末を買い替える際には、割安の機種を選ぶこともひとつの方法です。

最新ではないもの

最新ではない古いシリーズの機種でも、機能面ではほとんど変わりがないことも多いです。iPhoneは高性能であることが特徴ですが、型落ちモデルでも十分なスペックを備えています。

普段、動画や写真を使用することがなく、カメラ機能などにこだわりがない場合は割安の機種を選べます。中古の端末であればさらに端末代を安くおさえられます。

契約と同時購入で割引になるもの

契約する携帯電話会社を乗り換えることで、割安で購入できることもあります。携帯・スマホを買い替える際は、契約と同時に端末を購入することで、割引になるキャンペーンがないか探してみましょう。

格安SIMなら携帯代を大幅に節約できる

携帯代・スマホ代は、毎月の家計において大きな割合を占めます。負担を減らすためには、プランの見直しやデータ通信量の調整が有効です。最大の節約は格安SIMへの乗り換えです。自分の利用状況と照らし合わせながら、最適な格安SIMを選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は毎月のスマホ代を節約する6つのポイントをご紹介しました。格安SIMに乗換える以外にも節約できる内容に興味を持っていただけたのではないでしょうか。

次の記事では、格安SIMに乗換える際に最も気になる通信速度についてご紹介します。

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