更新日:2023年6月28日
インターネットの普及により、スマホやタブレットを所有する人が増えました。その一方、端末料金や維持費が高額だと感じる人も多くなっています。そのような中で、SIMフリータブレットは格安SIMの利用も可能で、通信費の節約が期待できると話題です。この記事では、タブレットで格安SIMを使用する方法や条件、おすすめの端末などを紹介します。ぜひ、参考にしてください。
タブレットには2種類の通信方法がある
タブレットといっても、その通信方法は2種類に分かれます。
LTE版とWi-Fi版の違いと特徴
タブレットには、「LTE版」と「Wi-Fi版」という2種類の通信方法があります。LTE版は、スマホと同じようにSIMカードを挿入できることが特徴で、携帯電話回線とWi-Fi、双方を利用してインターネットに接続できます。Wi-Fiがつながらない場合には携帯電話回線と使い分けられるため、一部のエリアを除き、日本中どこでもインターネットに接続可能です。
一方、Wi-Fi版はWi-Fiのみを使ってインターネットに接続する形です。SIMカードの使用はできず、Wi-Fiの周波数の範囲内のみでしかインターネットに接続できないため、利用できるエリアは限られます。
格安SIMを使うならLTE版タブレットが必要
格安SIMを使いたい場合には、SIMカードを挿入できるLTEモデルのタブレット、もしくはSIMフリータブレットを利用する必要があります。一般的にLTE版はWi-Fi版よりも通信費が高くなる傾向にあります。そのため、スマホと同様に格安SIMを利用してコストを軽減する方法がよいでしょう。
ただし、Wi-Fi版のタブレットでは格安SIMは使えないため、Wi-Fi版ではないことをしっかりと確認することが重要です。
iPadにもSIMフリー端末がある
タブレットとして知名度の高いiPadにも、SIMフリー端末があります。ここでは、iPadについて詳しく解説します。
iPadにはWi-Fiモデルとセルラーモデルの2種類がある
iPadには、Wi-FiモデルとCellular(セルラー)モデルの2種類があります。自宅だけでなく、外出先で使用することが多いのなら、セルラーモデルの利用がおすすめです。また、格安SIMを利用する場合には、セルラーモデルでなければいけないため、しっかり確認しておきましょう。
セルラーモデルは、モバイル通信が可能なタイプで、Wi-Fi環境がない場合でもインターネットの利用が可能です。また、GPSの利用ができ正確な位置情報が取得できることも特徴です。GPSは通信面など、豊富な機能があるためWi-Fiモデルよりも端末料金は高めに設定されています。
Wi-Fiモデルは、Wi-Fi接続でデータ通信をするタイプで、SIMカードの利用はできません。また、SIMカードだけでなくGPSにも対応していないなど機能面は劣るため、端末料金はセルラーモデルよりも安いです。
iPadのWi-Fiモデルとセルラーモデルの機能の違い
Wi-Fiモデルとセルラーモデルでは、機能面でどのような違いがあるのでしょうか。機能の違いについて表にまとめているので、参考にしてください。
Wi-Fiモデル | セルラーモデル | |
---|---|---|
端末料金 | セルラーモデルより、15,000円程度安い | Wi-Fiモデルより、15,000円程度高い |
データ通信方式 | Wi-Fiのみ | Wi-Fi・4GLTEモバイル回線対応 |
SIMカード | 対応なし | 対応あり |
GPS機能 | 対応なし | 対応あり |
テザリング機能 | 対応なし | 対応あり |
外見 | 背面アンテナはなし | 背面にアンテナが付いている |
SIMフリータブレットのメリット・デメリット
SIMフリータブレットには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
SIMフリータブレットのメリット
SIMフリータブレットは、キャリアでLTE版モデルを購入するよりも多くの種類から選べます。そのため、用途にあったタブレットを探しやすいです。また、低価格で端末を探すことが可能で、格安SIMと組みあわせることにより、キャリアよりもお得に利用可能です。海外のSIMカードも利用できます。
SIMフリータブレットのデメリット
SIMフリータブレットは、端末によって対応していない回線もあるため注意が必要です。また、キャリア独自のサービスなどは受けられません。例えば、買い替える際の端末下取りサービスや端末購入時の割引、故障した際の修理や代替機などのサポートサービスが充実していないケースもあります。
SIMフリータブレットのOSは3種類
SIMフリータブレットには、3種類のOSがあります。それぞれの特徴を解説します。
セキュリティが安心の「iOS」
iOSは、アップル社が提供しているオペレーションシステムのことです。iOSの特徴はセキュリティが強固で、ウイルス感染や情報流出といったセキュリティリスクが少ないことです。ただし、iOSが搭載されているタブレットはiPadのみとバリエーションに乏しく、端末料金が高いことがネックになります。
機種のバリエーションが豊富な「Android」
Androidは、Googleが開発したモバイルオペレーティングシステムです。さまざまなメーカーや端末にOSを提供しており、OSの中でも製品のバリエーションが非常に豊富で、選べる自由度が高いことは大きなメリットです。ただし、iOSと比べた場合、ウイルス感染リスク対策が必要で、操作が複雑というデメリットもあります。
パソコン感覚で使用できる「Windows」
Windowsは、マイクロソフトが開発・提供しているオペレーティングシステムです。パソコンのWindowsと同様のソフトウェアが利用できることが特徴で、ビジネスメインで使用する場合は便利です。ただし、他のOSと比べるとアプリやゲームなどのエンタメ系アプリは少ない傾向にあるため、プライベートでの使用にはあまり向いていません。
SIMフリータブレットの画面サイズは主に3種類
SIMフリータブレットの画面サイズは、主に3つの種類に分けられます。
7インチは持ち運びに便利
7インチはSIMタブレットの中で、もっとも小さいサイズです。文庫本程度のサイズというとイメージしやすいでしょう。重さも非常に軽くコンパクトなため片手でも持ちやすく、外出先でよく使用する人や持ち運びを前提に考えている人におすすめです。ただし、画面が小さく電子書籍やゲームなどにはあまり向いていません。
8インチはアプリやゲームにおすすめ
8インチは、7インチよりも画面が大きくなるため、アプリやゲームなどでよく遊ぶ人にとっては便利なサイズです。文字も読みやすく、電子書籍などを楽しみたい人にも向いているでしょう。ただし、本体サイズは7インチよりもひと回り大きくなるため片手では持ちにくく、価格も少し高くなってしまいます。
動画視聴に最適な10インチ以上
SIMタブレットの中でも画面が大きめなのが、10インチです。動画やゲームを楽しみやすいサイズとなっています。細かい文字もみやすく、電子書籍や書類などに対応可能です。プライベートからビジネスまで1台で対応できますが、重量があるため持ち運びや長い時間持ったまま使用する場合には注意が必要です。
タブレットをお得な格安SIMで使う2つの方法
タブレットを格安SIMで使うためにはどうしたらよいのでしょうか。タブレットをお得に使う方法を2つ紹介します。
タブレットとSIMカードをセットで契約する場合
1つめは、タブレットとSIMカードをセットで契約する方法です。タブレットがSIMカードに対応しているかどうか、わざわざ調べる必要がないことがメリットです。SIMカードには、回線タイプやサイズなどの種類があり、対応していないと利用できません。しかし、タブレットとSIMカードをセットで購入すれば、対応していなかったというトラブルがなく安心です。
自分で用意したタブレットでSIMカードを契約する場合
2つめは、タブレットを自分で用意しSIMカードを契約する方法です。例えば、すでにタブレットを持っている場合であっても、LTE版であれば格安SIMで契約が可能です。ただし、キャリアで購入したタブレットを格安SIMで利用したい場合には、SIMロック解除が必要になるケースもあるため、注意しましょう。
まとめ
タブレットを外出先などでも利用したい場合には、LTE版のタブレットを選ぶ必要があります。SIMフリータブレットを利用するのなら、費用を抑えられる格安SIMと契約するとよいでしょう。
イオンモバイルでは、多様な料金プランがあり、その中からユーザーにとって最適なプランの選択が可能です。また、全国200店舗以上で販売・サポートを行っており、安心感が高いこともポイントです。格安SIMの契約をお考えなら、ぜひ利用を検討してください。
※当ページの内容は2023年6月時点の情報です。