スマホの料金は、どの程度が妥当なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。この記事では、すでにスマホを利用しており、できるだけ料金を安くしたいと考えている人に向けて、大手キャリアの料金プランや料金の平均について解説します。料金が高くなる理由とともに、安くする方法についても解説するため、ぜひ参考にしてください。
大手3キャリアのスマホ料金プラン
ここでは、大手3キャリアのスマホ料金プランについて解説します。
ドコモのスマホ料金プラン
「ギガホ」と「ギガライト」の2つのプランにわかれています。ギガホはあらかじめ料金が決まっており、月30GBまで使用できるプランです。一方、ギガライトは使用したデータ通信量に応じて料金が決まるプランとなっています。スマホをあまり使わない月は料金が安く、たくさん使った月はその分だけ料金が高くなる仕組みです。
Xi対応の「ギガホ」「ギガライト」のほか、5G対応の「5Gギガホ」「5Gギガライト」があります。
auのスマホ料金プラン
「スマートフォン(5G)」と「スマートフォン(4G LTE)」の2種類に大別されています。それぞれのプランにおいて、データが使い放題となる「データMAX」、実際に使ったデータ通信量に応じて料金が決まる「ピタットプラン」があります。「データMAX」を利用しつつ、Netflixがお得に見られるプランも人気です。
また、「スマートフォン(5G)」のみ、「Netflix」「Apple Music」「YouTube Premium」「TELASA」の月額料金が含まれている「データMAX 5G ALL STAR」もあります。
ソフトバンクのスマホ料金プラン
利用できるデータ通信量ごとに3つのプランが用意されています。具体的には、月50GBまでの「メリハリプラン」、月0~5GBまでの「ミニフィットプラン」、月1GBまでの「スマホデビュープラン」です。「メリハリプラン」や「ミニフィットプラン」を選ぶと、実際に使用したデータ通信量が少ない月はその分だけ料金が安くなります。「スマホデビュープラン」を選んだ場合も、追加料金を払えばデータ通信量を増やせます。
1カ月のスマホの携帯代の平均はどれくらい?
ここでは、スマホの料金プランの平均額を算出します。具体的には、5~7GBの通信量を利用できるプランに対して、5分間かけ放題の通話オプションをつけた場合の料金を算出します。大手3キャリアの料金は以下のとおりです。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
5~7GBためタ通信量(税込) |
ギガライト(~5GB) 3,278円 |
ピタットプラン 4G LTE(~7GB) 4,928円 |
ミニフィットプラン(おうちセット割などを利用した場合) 6,028円 |
5分間かけ放題の通話オプション(税込) |
5分通話無料オプション 770円 |
通話定額ライト 2 880円 |
準定額オプション+ 880円 |
合計(税込) | 4,048円 | 5,808円 | 6,908円 |
大手3キャリアの料金を平均すると、税込5,588円となります。さらにオプションを増やす場合、その分だけ携帯代は高くなるため注意が必要です。
スマホの携帯代が高くなる理由
ここでは、スマホの携帯代が高くなる理由について解説します。
プランが合っていない
必要としないサービスまで利用できるプランを契約している場合、携帯代が高くなります。反対に、いつも基本料金の範囲内では足りずにデータ通信量を追加購入している場合も、想定以上に携帯代が高くなりやすいです。毎月データ通信量を使い切って速度制限がかかっており、追加購入している場合は要注意です。
大手キャリアの安いプランを選んでいても、データの使用容量が多いと勝手に料金が上がる場合があります。たとえば、1GBまでは1,000円台でも、1GBを超えると2,500円程度になるケースもあるため気をつけましょう。
いらないオプションを複数つけている
スマホのプランには、「キャッチホン」や「留守番電話」などさまざまなオプションをつけられます。オプションをつければ便利な反面、それぞれ追加料金がかかります。オプションをつけていても、ほとんど使っていない人も多いのが実情です。契約時におすすめされてそのまま継続しているケースもあるため、契約内容を一度見直してみましょう。
端末代を分割払いしている
毎月の料金と一緒に端末代を支払っているなら、その分だけ料金は高くなります。契約と同時にスマホの端末を購入し、分割払いの料金が毎月のプラン料金とともに請求されているケースが多いです。分割払いをしている最中でも、残りの金額を一括で支払う手続きができます。毎月の支払いを減らしたい場合は、端末代を一括で精算するのがおすすめです。
無料通話分を超えて通話している
一定時間まで電話がかけ放題のプランを利用していても、長時間電話すれば追加料金がかかります。あまり長く電話しているつもりがなくても回数が多ければ、知らぬ間に規定の時間を超えている可能性もあります。プランによって無料通話の対象が異なる場合もあるため、電話をかけるときは注意してください。
スマホの携帯代を安くするためのポイント
ここでは、スマホの携帯代を安くするためのポイントについて解説します。
利用状況に適したプランに変更する
スマホの利用状況を確認したうえで、実際に使い切れるデータ通信量のプランに変更しましょう。念の為に余裕のあるプランを選んでいるとしても、毎月余っているなら無駄が多く発生しています。キャリアによっては、自分に適した料金プランを無料でシミュレーションできるサービスもあります。そのようなサービスを活用して、最適なプランを選んでください。
Wi-Fiを活用する
データ通信量が多いプランを選べば、その分だけ料金が高くなります。通信量を気にせず利用したいなら、自宅や外出先などWi-Fiが使える場所でなるべくWi-Fiを利用しましょう。スマホのデータ通信量の消費が少なくなれば、安いプランを選んでも困ることはありません。
オプションの契約を見直す
プランに追加できるオプションの料金は、1つ数百円です。ただし、オプションの数が増えれば、全体の料金が高くなる原因になります。携帯代が高い場合、いらないオプションが複数ついているケースが多くみられます。実際にどのようなオプションをつけているか確認し、使っていないサービスは解約しましょう。
格安スマホに変更する
格安スマホは、大手キャリアよりもプラン料金が安く設定されています。とはいえ、格安スマホは大手キャリアから回線を借りて運営しているため、つながりやすさはどちらも同じです。同じデータ通信量を利用できるプランを選んでも、格安スマホなら安く利用できます。
格安スマホを利用する際に確認しておきたいこと
安く利用できる格安スマホですが、事前に確認しておきたいことがあります。
更新時期に合わせて手続きするか、2年縛りなしプランに変更する
大手キャリアの契約にはいわゆる「2年縛り」があり、更新時期以外に解約すると違約金がかかります。2019年10月1日に電気通信事業法が改正されて違約金に対する規制が強まっていますが、契約時期によっては規制の対象外になる可能性もあるため要注意です。その場合、解約するには高額な違約金を支払う必要があります。2年縛りなしプランに変更することで違約金が0円もしくは最大で税込1,100円になります。
キャリアメールは利用できなくなる
大手キャリアと契約している人は、「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」のキャリアメールを使用できます。しかし、基本的に、格安スマホではメールアドレスを付与していません。格安スマホに乗り換えた後もメールを使用したい場合は、Gメールなどのフリーアドレスを新しく取得する必要があります。
格安スマホの料金プラン(イオンモバイルの場合)
格安スマホの料金も、大手キャリアと同じく複数のプランにわかれています。たとえば、イオンモバイルには、「音声プラン」「データプラン」「シェア音声プラン」の基本的なプランがあります。各プランはさらに細かくわかれており、実際の利用状況にあわせて利用する容量を選ぶことが可能です。豊富なプランの中から最適なプランを選択できるため、どのような人でも無駄なく利用できます。
まとめ
携帯代が高い場合、さまざまな原因が考えられます。大手キャリアの料金はもともと高めなため、実際の利用状況を考慮して無駄のないプランを選ばなければなりません。プランがあっていなかったり不要なオプションがついていたりするなら、早めに変更したほうがよいでしょう。
携帯代を安くしたいと考えるなら、格安スマホのイオンモバイルへの乗り換えがおすすめです。契約期間の縛りもなく、自分にぴったりの料金プランを選択できます。携帯代は毎月かかるため、無駄なく使える通信会社やプランを選びましょう。
※当ページの内容は2020年10月時点の情報です。