本来であれば、高額な端末であるiPhoneやAndroidなどの人気スマホが、1円という衝撃的な値段で買える光景をみたことはないでしょうか?「どうして1円なの?」と安さの仕組みが気になっている方も多いと思います。今回の記事では、1円スマホの仕組みと、スマホをお得に購入する方法を紹介します。
1円スマホって何?
数万円するスマホが1円で手に入る仕組みに疑問を感じたことはないでしょうか。1円スマホは怪しい端末を販売しているわけではありません。1円スマホは、スマホを契約する手段の1つです。
1円スマホ最大のメリットは、本来であれば高額である一部のiPhoneやAndroidを、初期投資1円で使用できる点。端末の金額だけで考えると、最初の負担額が1円で新品のスマホが入手できるのは嬉しいポイントと言えます。
しかし、実際はスマホ本体を1円で購入するわけではなく、多くは端末の返却が前提です。正しく理解して、今すぐ新しいスマホを負担額少なく手に入れたい場合の、選択肢の1つとして検討すると良いでしょう。
単に価格が安いからと安易に飛びついたり、逆に安いから怪しいと決めつけないで、大幅な値引きに対し正しく販売されているかよく理解した上で、自分にあった端末選びをしましょう。
1円スマホは2種類ある
①実質1円・24円(毎月1円)・お客さま負担額1円
残価設定型の分割払いで、「○か月目以降に端末を返却」などの条件を満たすと分割払いの残価が免除になります。そのため、実際はスマホをレンタルするというイメージです。車でもよくあるリースを思い浮かべてください。
残価設定をして、初期投資を安く抑えて買った車は、契約期間が満了すると車を返却するか、残りの残価を支払う必要があります。スマホの場合も同じです。購入して、契約満了日まで月額料金を支払い、最後に残価を支払うかスマホを返却するかを選択します。
実質1円で入手したスマホを24ヶ月目以降も継続して利用する場合は、残債分の支払いが発生するので注意が必要です。
②一括1円
実質1円はスマホをレンタルするような仕組みでしたが、一括1円はキャンペーンや事業者ごとに指定された条件を満たすことで、最大割引が適用されスマホ代が1円になる仕組みです。
スマホを安く入手する方法
1円スマホ以外にもスマホを安く入手する方法はあります。
中古のスマホを買う
中古のスマホは新品のスマホより安く購入できます。購入時に確認しておきたいポイントをご紹介します。
ネットワークの利用制限
盗品や前の所有者が端末料金を未払いの場合、SIMカードを挿入してもネットワークに接続できません。
SIMロックが解除されているか
SIMロックが解除されていないと、ご自身のSIMカードを使用できません。必ず解除されているか確認しましょう。
メーカーの保証期間は残っているか
購入時に設けられてた自然故障に対するメーカー保証は残っているでしょうか。中古での購入では、保証期間が満了しているケースがほとんど。販売店が設定した保証が残っている場合があるので、確認してみましょう。
初期化はされているか
スマホの初期化が完全にできているか確認しましょう。以前の所有者のデータやパスワードが記憶されていると、スマホが使用できなくなる可能性があります。初期化できていない場合は、購入した販売店に連絡し対応を促しましょう。
オンラインで買う
限定セールやキャンペーン、アウトレット品など実店舗よりお買い得になる場合が多いのがオンラインでの購入です。定期的にオンラインショップを確認したり、店舗から送られるDMやTwitterなどのSNSで出される情報を確認するようにしましょう。
型落ちのスマホを買う
最新モデルのスマホが販売されると、型落ちとなった今までの製品は価格を落として販売されます。この時、ご自身のニーズを考えて、最新モデルのスペックではなく、以前のモデルで十分の場合は、安くスマホを購入するチャンスです。
最新の高画質なゲームや、一眼レフで撮影したような写真を撮りたいなどスマホに高いスペックを求める場合は、最新モデルが向いています。しかし、通話や簡単なネット検索など高いスペックが不要の場合は、型落ちのモデルでも十分と言えます。
ご自身の求めるスマホのスペックと、販売されているスマホのスペック、販売価格を照らし合わせてピッタリのスマホを購入しましょう。